感想:アニメ「タイムトラベル少女〜マリ・ワカと8人の科学者たち〜」第7話「モールスの閃き」


タイムトラベル少女 -マリ・ワカと8人の科学者たち-?もふもふひざ掛け?キービジュアル柄

タイムトラベル少女〜マリ・ワカと8人の科学者たち〜 http://mariwaka.com/
放送 AT-X。全12話。

【※以下ネタバレ】

第7話 モールスの閃き

あらすじ

 真理は今度は本に載っているモールスの写真にさわり、1825年のアメリカに現われた。真理はモールスが発明家では無く、画家として生計を立てていることに驚く。直後、旬は永司の持っているアーミラリー・コンバスの作動履歴を真理のコンパスにリンクさせることで、真理を永司の居る場所に移動させることを思いつき実行してみる。

 次の瞬間、真理は1832年の大西洋上の客船に出現し、またモールスと出会う。さらに船には永司が乗っていたが、何故かチャールズ・トーマス・ジャクソンという人物のふりをして、電磁石を使った見世物をしていた。モールスはそれを見て遠距離に信号を送る機械のアイデアを思いつく。真理は永司が何のためにタイムトラベルをしているのか問いただすが、例の本の秘密を解明するためだと言われ仰天する。あの本は永司が書いたのではなく、物質転送装置の試験中にいきなり出現した物で、おそらく未来から来たものだという。その後永司は姿を消してしまい、真理も現代に戻る。

 旬は、例の本を読み、自分が未来にタイムトラベルの装置を開発することになると書かれているのをみて愕然としていた。


感想

 モールスがそもそもは画家だったとかのコネタが興味深かったですね。また本が未来から来たものだとか、旬自身が未来にタイムマシンを開発する(らしい)とか、なんかSFっぽさが濃くなってきて、子供向け教育アニメにしては侮れないレベルになってきたのが嬉しいところです。

 真理の名前も本に載っていたのはどういう理由か、と気を持たせてくれますが、多分タイムマシンの共同開発者じゃないのかな。大学あたりで「相転移」して凄く勉強が出来る子になって、そのあと学者になって旬と結婚して一緒にタイムマシンを開発した、という展開になる筈。そして学者を目指したきっかけは一冊の本でした、とか言って、最終回で過去にあの本を送るシーンで〆になる、と見た。この結末、結構可能性が高いと思うのですが……

 ところで視聴後調べてみたのですが、電気を使って遠方に信号を送る、という機械はモールスが最初に開発したのでは無く、既に先駆者が何人もいたようですね。それでもモールス式が一番実用性が高かったために最終的に勝利した、という流れみたいです。へー。

なんとなく似ている小説

時をかける少女 (角川つばさ文庫)