感想:CGアニメ「サンダーバード ARE GO」第23話「インターナショナル・レスキュー出動禁止!」


サンダーバード ARE GO

NHKアニメワールド サンダーバード ARE GO http://www9.nhk.or.jp/anime/tag/
THUNDERBIRDS ARE GO http://thunderbirds-are-go.jp/
放送:NHK総合(毎週土曜日 17:05〜17:30) 全26話。

【※以下ネタバレ】


※他のエピソードのあらすじ・感想はこちら→「サンダーバード ARE GO」あらすじ・感想まとめ

第23話 インターナショナル・レスキュー出動禁止! (2016年9月3日(土)放送)

あらすじ

寸断された橋に世界防衛軍の運転手が取り残された。困っていたケイシー大佐たちのところに、インターナショナル・レスキューが駆けつけて、無事救出に成功。ところがその直後に橋が崩れ落ちてしまう。そこへ新任の副司令官ジャナス大佐が突如現れて、ケイシーに解任を伝えるとともに、インターナショナル・レスキューには今後出動する際に自分の許可を必ずとるように命じる。

 崩壊寸前の橋に世界防衛軍GDFの兵士が取り残されていたが、インターナショナル・レスキューの活躍で兵士は無事救助された。ところがインターナショナル・レスキューが橋を固定するためのフォームを吹き付けたにも関わらず、橋は崩壊して落下してしまう。さらにその場に、コネで昇進したと噂のジャナス大佐が現れ、今後はインターナショナル・レスキューの出動は自分の許可を取るようにと命じる。

 以後世界各地で事故が起き、救助要請が次々と飛び込んでくるが、ジャナス大佐は出動を許可しようとしない。ペネロープはジャナスと交渉に向かうものの成果は上がらず、仕方なく引き上げるが、パーカーはジャナスが何者かが入れ替わった別人だと気が付く。

 やがてドバイの高層ビルの建設現場近傍で落盤が発生し、ビルが危険に陥った。しかし例によってジャナスは出動を許可しなかったため、スコットたちは命令違反を承知で現地に向かうが、GDFの軍用機に取り囲まれ基地まで連れて行かれてしまう。ジャナスは命令違反を理由に、サンダーバード2号を没収し、スコットたちは逮捕すると宣言した。しかしペネロープたちの情報でジャナスが偽者であることが判明し、ジャナスは逮捕された。すぐさまスコットたちは事故現場に引き返し、作業員たちを救助した。また、橋の崩壊は何者かが橋に金属疲労が起きるようにしかけていた破壊工作だと判明した。

 最後、独房に入れられたジャナス(偽)の前にフッドが現われ、任務に失敗したことを叱責した上で、何もしゃべらないように脅すと姿を消して〆。


感想

 評価は○。

 今回はインターナショナル・レスキューが救助活動を禁止されて大苦戦、という異色エピソード。昔(オリジナル版)と違って秘密組織ではなくて正体を公表していて政府(軍)と連携しているために、面倒が起って大変、という回でした。こういう話を見るとやはり秘密組織時代の方が良かったなぁ、と思うけど、巨大救助メカを運用する組織が秘密を隠し通すというのはリアリティが無いという判断なのかなぁ。


 ところで、世界防衛軍GDFとインターナショナル・レスキューとはどういうつながりなんだろう。政府からトレーシー一家に、救助の仕事を委託している的なつながり?


 今回は久々に(オールドファンが大好きの)ジェットモグラというかドリルメカが登場しましたが、ポッドモジュールの一つという位置づけだからか扱いが軽いので寂しくなってしまいます。かつての、2号と並ぶ人気メカだったころの様な重々しさが欲しいですよねぇ。