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感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第23話「フィルム偽造を暴け!」

ドラマ

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【※以下ネタバレ】
 
他のエピソードのあらすじ・感想はこちら
perry-r.hatenablog.com
 

第23話 フィルム偽造を暴け! Action!

 

あらすじ

鉄のカーテンの向こうで、ある映画撮影所の所長が、アメリカ兵による虐殺を映したニュース映画をねつ造している。それを暴露するのがIMFチームの任務だ。


鉄のカーテンの向こう、ある映画撮影所の所長がニュース映画用のフィルムを利用し、あたかも米兵が虐殺を繰り広げている映像に加工、それを各国の報道機関に公開しようとしていた。アメリカを陥れようとするこの企みを暴露するのが今回のIMFチームの任務である。ローラン(マーティン・ランドー)が情報局将校に化けて潜入、女優志望のシナモン(バーバラ・ベイン)と協力し計画を進める。

※DVD版のタイトルは「偽造フィルムを暴露せよ」。


【今回の指令】
 東側最大の映画撮影所の所長ミクロス・クラーは、アメリカのニュース映画フィルムを基に、米兵の虐殺シーンを撮影したという設定のフィルムをねつ造した。さらに、近々クラーは、スイスで各国記者団にその偽造フィルムを公開する予定である。もしそれが実行されれば、アメリカの平和攻勢に支障が出かねない。IMFはクラーの企みを阻止し、二度とこのような事を起こさせないようにしなければならない。


【作戦参加メンバー】
 ローラン、シナモン、バーニー、ウィリー、デビッド(ゲスト)(※ブリッグスは一切登場せず)


【作戦】
 IMFメンバーは、ローランが軍人、その他のメンバーは映画撮影関係者、という設定で撮影所に入り込む。ローランは、所長に頼んで偽造フィルムを見せてもらうが、その際に映写機に細工を行い、フィルムをずたずたにしてしまう。一方バーニーたちは、フィルム保管庫に保存していたオリジナルネガを水浸しにして、使用不可能にしていた。

 クラーはすぐさま、同じシーンを再度撮影すればいいと言って、スタッフとキャストを呼び集め、スタジオで「米兵の虐殺シーン」を撮影するが、その様をこっそりとデビッドが撮影していた。

 そして、クラーはスイスの公使館に各国記者団を呼び集め、偽造フィルムを上映する。記者たちは米兵の暴虐ぶりに怒りの声を上げるが、続いて突然デビッドが撮影した「撮影の舞台裏」フィルムが上映され、全ては偽造だったと明らかになる。記者たちがクラーをあざ笑う中、ローランがこっそり部屋を抜け出していくシーンで〆。


感想

 評価は〇。

 今回はなんとリーダーのブリッグスが一秒も登場しない、という特別なエピソード。今までも「ブリッグスは指令の受領とメンバーの選定だけで作戦には加わらない」という話がいくつもあったが、今回は指令の受領もシナモンが行っている。謎の上司がテープで「おはよう、シナモンさん」と呼びかけるシーンはすさまじい違和感だった。ちなみにブリッグスが登場しない理由は何一つ説明されないままであった。

 作戦は、既に撮影されたフィルムをだめにした後、再度撮影せざるをえない状況に追い込み、その様をこっそり盗み撮りし、最後に記者たちに見せる、というもので、実に素直、かつ納得のいく展開で、まずまずの面白さだった。

 今回は軍人役のローランが、フィルムを切断するカッターを映写機から取り去って証拠を隠滅したり、仲間から注意をそらすためにわざとボヤを出したり、など、細かいところも含めて大活躍で、事実上のチームのエースとして大車輪の活躍だった。

 ちなみに、この「米兵が残虐行為をした」という設定の場所は、台詞では示されないが、明白にベトナムである。なにより、撮影所のカチンコに「VIET-NAM-3」という文字が書かれていたのだから、間違えようがない。この話が放送された1967年はベトナム戦争の真っ最中なのだが、こんなデリケートなテーマの話をよく放送できたものだとつくづく感心する。


参考:今回の指令の入手方法

 シナモンがエスティックサロンを訪問し、合言葉を言うと奥の部屋に通される。シナモンは机からオープンリール式テープレコーダーと資料を取り出し、テープを再生して指令を確認する。最後「このテープの録音部分はただちに変質する」と言って、テープから煙が立ち上る。


他のエピソードのあらすじ・感想

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