感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第19話(シーズン1 第19話)「ダイヤモンド強奪作戦」

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放送 BSジャパン

【※以下ネタバレ】
 

第19話 ダイヤモンド強奪作戦 The Diamond

 

あらすじ

小国の独裁者、ヘンリック・ダルバード。彼は世界最大と言われる2万7000カラットのダイヤモンドを没収し、さらなる勢力拡大を企んでいた。ブリッグス(スティーブン・ヒル)率いるIMFチームがその計画阻止に挑む。


小国の独裁者、ヘンリック・ダルバード。彼は世界最大と言われ、価格にして3億ドルは下るまいといわれる2万7000カラットのダイヤモンドを採掘者から没収し、さらなる勢力拡大を企んでいた。ブリッグス(スティーブン・ヒル)率いるIMFチームは、そのダイヤをダルバードの手から取り戻し発見者に変換するため、彼に近づき、高額でダイヤを購入すると話を持ち掛ける。

※DVD版のタイトルは「ダイヤモンド作戦」。


【今回の指令】
 アフリカの小国ロンブワンダの首相ヘンリック・ダルバートは、独裁政治を行い国民は困窮に苦しんでいる。先ごろロンブワンダで世界最大級の27,000カラットのダイヤの原石が発見され、市場価格は3000万ドルともいわれているが、ダルバートはそれを発見者からとり上げてしまった。彼は原石を売却し、手に入れた金で領土拡大を目論んでいる。IMFはその野望をたたきつぶさなければならない。


【作戦参加メンバー】
 ブリッグス、ローラン、シナモン、バーニー、ウィリー、ハンス・バン・ミーア(ゲスト:ダイヤのカットの専門家)、イアン・マックラウド(ゲスト:元ロンドン警視庁警部)


【作戦】
 IMFメンバーはロンドンのバイヤーたちにダイヤのサンプルを見せに来たダルバート接触し、ブリッグスとローランがダイヤを人工合成する機械の開発に成功したと思い込ませる。ブリッグスたちは、合成の「型」となるダイヤさえあれば、数分でコピーのダイヤを製造できることをアピールする。

 狂喜したダルバートはブリッグスたちを機械ごとロンブワンダに招き、27,000カラットの原石をコピーするように依頼する。ダルバートは一度機械の操作方法をマスターすれば、ブリッグスたちは用済みとして殺す腹だった。しかしブリッグスたちもそれは承知で、ダイヤの原石のコピーを作る真似を始めた後、機械が異常をきたし制御不能になったといって大混乱を演出する。そしてダルバートたちが慌てている間に、原石を持って逃げ去るのだった。


感想

 評価は◎。

 スパイ大作戦というのは、要するにスパイたちが演じる「コンゲーム」と言えるが、その魅力が存分に発揮されたエピソードで、満足度の高い好ストーリーだった。

 強欲な独裁者を、「ダイヤのコピーが作れる機械」というとんでもない嘘で見事にだまし、相手の宝物のダイヤ原石を奪って華麗に脱出する、というエピソードは痛快無比だった。これこそスパイ大作戦!という快心のシナリオで大満足である。

 ところでラストでIMFメンバーが逃げ去る最中に爆発音が聞こえるのだが、単に驚かせるためのテープの録音だったのか、本当にニセダイヤ合成機が爆発したのか、気になるところではある。


参考:今回の指令の入手方法

 ブリッグスがとある店(有名人のサインを取り扱っているらしい)に入り、「フランクリン・ルーズベルトのサイン」云々という合言葉を告げると、店主が席を外す。ブリッグスは店の机の中からオープンリール式テープレコーダーと資料を取り出し、テープを再生しつつ資料を見て指令を確認する。最後「このテープは直ちに処分してくれたまえ」と言われるので、そばのウォーターサーバーの水受けのところに放り込むと、いきなりテープが煙を吹く(テープは水に弱い特性素材?)。


他のエピソードのあらすじ・感想

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