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感想:NHK番組(新番組)「空想大河ドラマ 小田信夫」第1話「決戦桶狭間」

ドラマ

信長の野望・創造

空想大河ドラマ 小田信夫 | NHKドラマ http://www.nhk.or.jp/dsp/k-taiga/
放送 NHK総合。全4話。15分ドラマ。

【※以下ネタバレ】
 

お笑いの世界でトップランナーをひた走るネプチューンが2017年、3人そろってシチュエーションコメディーに挑む! しかも、時代劇。


至るところに笑いがちりばめられたかつてない味わいの時代劇であり、と言ってコントではない、「空想大河ドラマ」と銘うった不思議な世界を生み出したのは鬼才・前田司郎。演劇界で最も権威がある「岸田戯曲賞」作家であり、小説では三島賞、テレビドラマでも向田邦子賞を次々と受賞。近年では自ら映画監督にも挑戦するという今、最も期待も注目も高い劇作家。仕掛けたのは大河ドラマの世界に前田流ひねりを加えた「空想大河ドラマ」。


舞台は戦国時代の架空の小大名、小田家。当主は小田信夫。同時代の英雄で似た名前の織田信長を意識しつつ、こじんまりと生きている。天下統一を口にしたりもするが、あくまで口だけ。わきを固める重臣も柴田勝夫に明智充とどこかで聞いたことのあるような名前だが、本物の迫力はかけらもない。そんな小田家の面々は襲いかかるどうでもいい試練にどう立ち向かうのか?打ち取った首をどこに飾っておくか、怖いし不気味だと押し付けあう殿と家臣。本能寺の近くの寺で「人間五十年~」と始めてみたが誰も見てくれないと怒る主君などなど…。


奇妙な会話が生み出す今まで味わったことのない笑いの数々を本格的な時代劇の装いでお届けする新感覚コメディー!

 

第1話 決戦桶狭間 (2017年2月4日(土)放送)

 

あらすじ

永禄3年(1560)、桶狭間での大勝利に沸く小田家の武将たちを「天下は遠い、浮かれるな」と一喝する当主・小田信夫(堀内健)。重臣の柴田勝夫(原田泰造)や明智充(名倉潤)は、自分たちは戦ったのではなく、有名な織田信長の大勝利を遠くから見学してはしゃいでいただけだと反論する。正室のお毛(小西真奈美)は信夫に似た名の信長との共通点を聞くが…。

 桶狭間の戦いの後、酒宴の席で、ある武将が家臣たちに対し、天下統一の前に浮かれるなと一喝する。しかしその男は織田信長ではなく、小田信夫(おだ・のぶお)で、部下共々単に桶狭間の戦いを近くで見物していただけだった。信夫は名前が似ている織田信長を意識しまくるが、信長と違い部下たちに全く尊敬も恐れられてもいなかった。そんなある日、小田家に敵対する黒田家が兵をあげたとの知らせが届く。続く。


感想

 評価は○。

 大河ドラマのスタッフが参加し、大河ドラマのセットを使用して作った、という見た目だけなら大河級のドラマ。爆笑コメディという訳ではなくクスッと笑わせる方向のドラマで、


・最初は織田家臣団の勝利の祝宴と思わせて、単に無関係な人たちが興奮してはしゃいでいるだけだった

・家臣たちが主君に「おそれながら」と口ではかしこまりながら、いう内容は「殿が一番戦に興奮していて、こいつやべぇって思いましたよ」とか物凄く辛辣なコメント

・信夫が「お前ら、おそれながらって言えば何言っても良いってもんじゃないからね? そもそも何を恐れているの? ワシ? それとも何か不思議な力?」とかキレ気味に反論

・信夫が信長のうつけ伝説に対抗して、「オレもうつけって言われていたよ? 石をおにぎりと間違えてかじったり、母親にババァとか言ったり?」

ネプチューンの三人が屋敷の中を歩くシーンがあるが、物凄く広い屋敷と思わせて、実は90度ずつ曲がって一周している廊下を延々歩き回っているだけ

 という感じで、腹の底から大笑いではないのですが、ついフフッと笑ってしまうタイプのドラマでした。これが1時間も有ったらきついかもしれませんが15分という一口サイズなので、するっと見ることができましたし。

 これは継続視聴しても良いですねぇ。


現代語訳 信長公記 (新人物文庫)

スタッフ
【作】前田司郎
【音楽】上野耕路
【制作統括】中村高志(NHK)
【演出】大原拓(NHK)


キャスト
小田信夫 ...堀内健
柴田勝夫 ...原田泰造
明智充 ...名倉潤
お毛 ...小西真奈美(小田信夫の正室)