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感想:アニメ「昭和元禄落語心中 -助六再び篇-」(最終回)第12話

昭和元禄落語心中(10)特装版<完> (プレミアムKC BE LOVE)

アニメ「昭和元禄落語心中」 http://rakugo-shinju-anime.jp/
放送 BS-TBS

【※以下ネタバレ】
 

第12話(最終回)

 

あらすじ

 八雲の死から15年が過ぎた。信之助もまた落語の道へと進んで二つ目に昇進し、新進気鋭の噺家「菊比古」として将来を期待されていた。また小夏は初の女性噺家となっていた。樋口は小夏に、信之助の実の父親は、大親分ではなく実は八雲だったのではと尋ねるが、小夏は真実は墓まで持っていくと言うだけだった。

 15年前火事で失われた寄席は再建され、またそれと合わせ三代目助六は「九代目八雲」の名前を襲名した。こけら落としが終わった後、樋口は八代目八雲の死と共に落語が消えるのではないかと考えていたことを明かすが、九代目八雲はそんなことは心配していなかったと答える。


感想

 今回は感動の最終回のはずだったのですが、松田さんが全部持って行ってしまった……、小夏がすっかり年を食ってしまっていたので(15年で老けすぎ!)、さすがにもう松田さんは亡くなっているだろうと思ったら、まだ生きていた! 「えっ、まだ存命? じゃあ今140歳くらいじゃないの?」と思ったら、実は95歳だと判明……、えぇっ?

 スカイツリーが既に完成していたので、最終回が2012年の話だとして、1917年生まれくらいか。菊比古が七代目八雲のところに行ったとき、既にいて当時60歳くらいだと思っていたので「松田さんて、菊比古/八雲がどんどん老けていくのに、この人はまったく老けないよなぁ、不老不死か?」と思ってたのですが、最初から物凄い老け顔なだけで、しかも見た目よりはるかに若く、初登場時二十歳程度、菊比古よりちょい年上というくらいだったのか……

 七代目八雲が亡くなった時、墓前で菊比古に「妻を亡くしたのでもうちょっとお仕えさせてください」と言っていたので、「老衰で先立たれた」という意味だと解釈していたのですが、当時でもまだ中年程度で「妻は病死とか事故とかで亡くなった」という意味だったのか……、松田さんの年齢はこの作品最大の叙述トリックというか引っ掛けだったよなぁ……


総括

 評価は○。

 通好みというか、基本的に全く興味のない落語の世界の話でしたが、まあ最後まで見続けるくらいには面白かったかなと。


 与太郎はついに真打に昇進し「三代目助六」の名前を襲名した。助六は小夏に結婚を申し込み、生まれた子供の父親になると申し出る。そんな助六の前に、助六のファンだという有名作家の樋口が現れ、新作落語に挑戦するように勧めるが……


 第一期が、菊比古、二代目助六、みよ吉たちの波乱万丈のドラマだったのと比較すると、第二期はまあ相対的に起伏が少ないというかで、面白みはちょっと負けていたような気がしますが、まあそれなりには面白うございました。落語に全然全くこれっぽちも興味が無いのに最後まで見る気になったのだから、まあそれなりに面白かったという事になると思います。


 関智一とか石田彰とか山寺宏一とか小林ゆうとか、みんなでスラスラ落語を演じるので、ベテランは大したもんだよなぁと凄みを感じるアニメでありましたです。


噺家の愛おしき素顔と業を描くTVアニメーション作品 アニメファンのみならず落語・音楽業界からも大絶賛された第一期放送から一年を経て、この冬、さらなる感動の物語が始まる


刑務所の落語慰問会で見た大名人・八雲の「死神」が忘れられず、出所した与太郎が真っ先に向かった先は、寄席だった。拝み倒して八雲の住み込みの弟子となり、芸を磨いた与太郎はついに真打へと昇進する。継いだ名跡は三代目助六。八雲師匠の為め、小夏の為め、二人の中の助六を変える為め、与太郎が見出す己の落語とは…。


繊細な人間描写で高い評価を得る雲田はるこ原作による、昭和の落語界を舞台にした噺家の愛おしき素顔と業を描く期待の一作。



制作会社
スタジオディーン


スタッフ情報
【原作】雲田はるこ昭和元禄落語心中」(「ITAN講談社刊)
【監督】畠山守
【シリーズ構成】熊谷純
【キャラクターデザイン】細居美恵子
【落語監修】林家しん平
色彩設計】佐野ひとみ
【撮影監督】浜尾繁光
【音楽】澁江夏奈
【音楽制作】キングレコード
【音響監督】辻谷耕史
【音響制作】ダックスプロダクション


音楽
【OP】林原めぐみ今際の死神


キャスト
与太郎/三代目助六関智一
有楽亭八雲:石田彰
小夏:小林ゆう
信之助:小松未可子
松田:牛山茂
樋口:関俊彦
アマケン:山口勝平
大親分:土師孝也
ヤクザ兄貴:加瀬康之
アニさん:須藤翔
萬月:遊佐浩二
助六山寺宏一
みよ吉:林原めぐみ