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感想:アニメ「AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-」第13話(最終回)「AKIBA'S LAST TRIP」

AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION- ヒロインB2タペストリー

AKIBA’S TRIP -THE ANIMATION-アキバズトリップ・ジ・アニメーション) 公式サイト http://akibastrip-anime.com/
放送 AT-XAT-Xが最速放送)(全13話)

【※以下ネタバレ】
 

第13話(最終回) 『TRIP13 AKIBA'S LAST TRIP』 (2017年3月29日(水)放送)(最速放送)

 

あらすじ

 有紗とにわかが捕まった人たちを解放する一方、タモツとまとめは新倉マストを締め上げ、マストがバグリモノの実行部隊「メトロチカ」とつながっていたことを聞き出す。バグリモノは、アキバ禁止法によって秋葉原から人々を追い出した後、さらに政府にも反旗を翻し、最終的に秋葉原を独立させることを目論んでいた。そしてその陰謀の首謀者こそ、まとめの祖母・万世架ふかめ(浅野真澄)だった。タモツとまとめは、マストからふかめの居場所を聞き出し、早速そこに向かう。

 まとめたち破族は、太古から秋葉原の地に住んでいたが、最近数十年で秋葉原がオタク文化に汚染されてしまい、欲望にまみれた人々のよどんだ気がたまったことで、破族は滅びの危機を迎えていた。ふかめはそのため穢れた人間を追い払おうとしたが、まとめは人間たちの文化が悪い物とは思えず、最終的に袂を分かったのだった。

 まとめはふかめを説得しようとするが、ふかめは聞く耳を持たず、巨大化(?)して秋葉原の街の破壊にかかる。しかし、ラトゥが開発していた「パワーサプライサイリウム」により、アキバを愛する人たちの気持ちが物理エネルギー化し、そのエネルギーでタモツとまとめは光の巨人化してふかめを倒した。ふかめは、自分の過ちを認め、まとめのことをタモツに託して消え去った……、が、消えかけたふかめをラトゥがこっそり掃除機的な機械で吸い込んで捕まえていた。

 戦いの後、アキバ禁止法を施行した清井大臣は収賄で逮捕された。かわってかげさん(本名:面影三太)が大臣となり、アキバは以前の活力を取り戻し、アキバフェスが改めて開催された。タモツとまとめが秋葉原の復興に感慨にふけった後、良いムードになりかけた瞬間、突然UFO的乗り物にのったにわかと有紗が現れる。にわかと有紗は、タモツとまとめのせいで100年後のアキバが大変だと言って、二人を乗り物に連れ込んだ後、100年後目指して飛び立つシーンで〆。


脚本/兵頭一歩  絵コンテ・演出/博史池畠 総作画監督作画監督/満田一


感想

 いやはや、最終回への期待にたがわぬ面白さでした。ギャグアニメのはずなのにラスボスはシリアス全開だし、ラスボスとの一大決戦はアキバを愛する人々の思いを背負って戦うとか言い出して、ベートーヴェンの第九の「歓喜の歌」の大合唱で妙にカッコ良かったし。

 そのくせ、途中ではまよいのパンチラとかふんだんに見せて来るし、最後は「サザエさんのエンディング」と「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のオチを絡めたような結末にするし、と、どこを切っても面白い的な30分でした。

 ところで、『地下でドアが二つあって、タモツが古びたほうのドアを開けたら何も起きなかった』というあのシーン、何だったの? ゲームか何かのワンシーンですかね? あと、敵の最高幹部の「おとといフライデー」ってのもなんだったん?


総括

 評価は○(まずまず面白かった)。

 一応ゲームが原作のはずですが、多分そんなものは無視してやりたい放題オタクネタをやりまくった(と思われる)ギャグアニメ。予想以上のクオリティで大満足でした。


 ネット上の都市伝説で、秋葉原では「バグリモノ」という何かが徘徊しており、バグリモノに取りつかれた人間は、今度は別の人間を襲ってバグリモノを拡散させる、という噂が流れていた。オタク「伝木凱タモツ」は、偶然からバグリモノの力を身につけ、謎の少女「万世架まとめ」や、エキセントリック少女「有紗・アホカイネン」と共に自警団「電気マヨネーズ」を結成、アキバの平和を守るため、バグリモノと戦うのだった……


 第1話・第2話は、バトルシーンが結構マジっぽかったり、タモツが人間ではなくなった悲哀みたいなのをちらと見せたりして方向性が良くわからなかったのですが、第3話以降は完全にギャグアニメという本性を現して(笑)、以後面白いのなんの(笑)

 毎回のストーリーが基本的にアキバに関連したネタがテーマになっていて、以後「地下アイドル」「アマ無線」「格闘ゲーム」「自作パソコン」「ワ●ミ風ブラック飲食店」「WWE風プロレス」「トレーディングカードゲーム」「フードバトル」と毎回手を変え品を変えの面白展開。地下アイドル回で「例のプール」が出てきたリ、プロレス回でWWEネタ満載だったり、カードバトル回で遊戯王をおちょくりまくってみたり、と、随所に面白ネタが仕込んであって、毎回ホントに楽しかったです。


 ところでこの作品は、監督が「それが声優!」の人、「それが~」同様にイヤホンズの三人(高橋李依高野麻里佳長久友紀)がメインキャラ担当、あまつさえ劇中でも三人がユニットを組んで歌いまくり、ゲスト声優が異様に豪華、「それが~」の原作者・浅野真澄が重要キャラ担当、と、どうみても「それが声優! 2」みたいな内容のアニメでした。

 最初の頃は「イヤホンズの売り込みのために作られた宣伝アニメかぁ、それで原作ゲームを半分無視しているような作りなの?」とか妙に構えていたのですが、途中から「イヤホンズ売り込みアニメなのに、すんごい面白いじゃん!」というポジティブ評価に変わっちゃいました。劇中で「イヤホンズって知っているか?」とか「イヤホンズのCDの初回版がバカ売れで手に入らなかった」とか、オイオイみたいな台詞が頻発したのですが、もう軽く笑って許せてしまいましたよ。

 イヤホンズって、「それが声優!」といい、本作といい、ユニット自体は全然売れているとは思えないのに、売り込み用に作られたアニメはやたら面白くて、凄く恵まれてますよねぇ。


 まあとにかく、オープニング曲とか、キャラデザとか、内容とか、個性あふれるアニメでしたが、それが全てプラスに働いた面白アニメに仕上がっていて、大満足でありました。


アキバヲ、アバケ
アキバの路地一本にいたるまで全面協力!
かつてないディープ“アキバ”な作品!!


秋葉原--初心者から上級者まで受け入れてくれる懐の深い街。
ひとりでも、アキバに行けばわかってくれる誰かがいる。
何かができる、できそうな自由なところ、
身もココロもハダカになれる街。


アニメもゲームもメイドもアイドルもジャンクパーツもB級グルメも、
全ての“アキバ”を詰め込んだその街で、
破繰者<バグリモノ>と戦う、
不退転の『ボーイ・ミーツ・ガール』ストーリ-、始めます!



秋葉原では、謎の敵“破繰者(バグリモノ)”が出没するという都市伝説が広まっていた。破繰者に噛み付かれると、体を乗っ取られ、自我を失い、自分の意志で行動できなくなるという。妹のにわかと共に秋葉原に来ていたタモツは、たまたま破繰者との戦いに巻き込まれ、瀕死の重傷を負ってしまう。謎の少女・まとめの不思議な力によって一命を取り留めるが、助けられた影響で秋葉原の街から出られなくなる。まとめや有紗やにわか、かげさん達と共に自警団を結成し、秋葉原の自由を守る戦い、破繰者と秋葉原の関係の謎を追う戦いに、仲間と共に挑んでいく――。



制作会社
GONZO


スタッフ情報
【原作】ACQUIRE
【監督】博史池畠
【シリーズ構成】兵頭一歩
【キャラクターデザイン】満田一
総作画監督】満田一、佐々木貴宏、清丸悟
【プロップデザイン】杉村友和
【衣装デザイン】濃野真子
【美術設定】松本健治
美術監督】田尻健一
色彩設計歌川律子
【撮影監督】林コージロー
【編集】廣瀬清志
【音楽】エンドウ.
【音楽制作】EVIL LINE RECORDS
【音響監督】本山哲


音楽
【OP】イヤホンズ一件落着ゴ用心
【ED1】i★Ris
【ED2】イヤホンズ
【ED3】A応P
【ED4】everying!
【ED5】中川翔子
【ED6】petit milady
【ED7】みみめめMIMI
【ED8】ミルキィホームズ
【ED9】桃井はるこ
【ED10】ゆいかおり


キャスト
伝木凱タモツ:石谷春貴
万世架まとめ:高橋李依
伝木凱にわか:高野麻里佳
有紗・アホカイネン:長久友紀
スジン・ラトゥ:久野美咲
かげさん:中田譲治


一件落着ゴ用心【AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-盤】