TVアニメ「つぐもも」公式サイト http://tsugumomo.com/
放送 BS11。
【※以下ネタバレ】
ごく平凡な男子中学生・加賀見かずやは、ある日突然現れた着物姿の美少女、桐葉と出会う。初めて出会ったはずのかずやに「久しいのう」と声をかける桐葉。はたしてその正体は、かずやが亡き母の形見として、片時も離さず持ち歩いていた「帯」の付喪神だった……。ドSな美少女付喪神の桐葉とともに、次々と起こる怪異事件に立ち向かう「妖怪アクションコメディ」いざ、開幕!
第1話 『一本目 桜の香り』(2017年4月2日(日)深夜放送)
あらすじ
中学生「加賀見かずや」は、亡き母親の形見である帯を四六時中持ち歩いている。ある日、かずやは屋上に落ちていた「かつら」に襲われ、地面に突き落とされるが、帯から現れた謎の少女に命を救われる。その後、見知らぬ女子生徒が現れ、髪の毛を振り乱して襲撃してくるが、その少女「桐葉」は帯を駆使してその生徒を倒す。少女はかつらの付喪神に操られていたのだった。(ちなみに相手は女装した男子生徒だった)。
帰宅したかずやの前に再び桐葉が現れ、桐葉は帯の付喪神だと解る。桐葉によれば、かずやと桐葉は初対面ではなくかずやが幼いころにも出会っていたという。結局桐葉はかずやの部屋に人間の姿で居座ることになり、多感な年頃のかずやとしては大変なことになってしまう。
感想
評価はまあ○かな。
原作漫画は2007年頃からWEBコミック版「コミックハイ!」で連載していて、その後いろいろあって現在は紙雑誌の「月刊アクション」に移籍している放浪の漫画。連載序盤は「中学生とロリBBA付喪神がコンビを組んで、悪いやつを退治していくぜ! あとエロシーンも一杯あるからな!」という健全な(?)漫画だったのですが、ここ数年はもう完全に方向性を変えたので、面白くもなんともなくなりました……
という湿っぽい話はともかく。アニメは原作最初期の「ロリBBAの付喪神の桐葉さんが、純真な中学生のかずやを下僕にして、悪の付喪神を倒していく」というキャッチーな展開の頃なので、わりとすんなり視聴できる内容で、見ていてそこそこ楽しかった。アクションシーンもまあまあ良く出来てましたし。
まっ、OP/ED曲のそこはかとないチープさとか、ナレーションが井上喜久子だからといって「17歳でーす、おいおい」ネタを入れて来る安直さとか、諸々の面において超一級品とは言えませんが、それでもそこそこは行けるんじゃないですかね。
しっかし、連載のわりと最初から知っていると、アニメ化するのが6~7年遅かったよなぁ感は否めませんなぁ。なんで今なんだ?
制作会社
ゼロジー
スタッフ情報
【原作】浜田よしかづ「つぐもも」(「月刊アクション」双葉社刊)
【監督】倉谷涼一
【シリーズ構成】倉谷涼一
【キャラクターデザイン・総作画監督】中原清隆
【総作画監督】桜井正明
【色彩設計】古川篤史
【美術設定】越智博之
【美術監督】田尻健一(ムクオスタジオ)
【音楽】高梨康治
【音楽制作】ポニーキャニオン
【音響監督】郷文裕貴
【音響制作】ノワ
【編集】宇都宮正記
【撮影監督】松田陵平
【CGI】安田兼盛
キャスト
加賀見かずや/三瓶由布子
桐葉/大空直美
くくり/久保ユリカ
黒耀/松井恵理子
近石ちさと/芝崎典子
ナレーション/井上喜久子