感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第49話「フェルプス危機一髪!」

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【※以下ネタバレ】
 
シーズン2(29~53話(全25話))の他のエピソードのあらすじ・感想は、以下のページでどうぞ
perry-r.hatenablog.com
 

第49話 フェルプス危機一髪! The Town (シーズン2・第21話)

 

あらすじ

ローラン(マーティン・ランドー)に会いに行く途中、小さな町に寄ったフェルプス(ピーター・グレイブス)。そこで彼はソ連人亡命者を狙った暗殺計画に巻き込まれてしまう。


ローラン(マーティン・ランドー)と山荘で待ち合わせしていたフェルプス(ピーター・グレイブス)は、麓の小さな町のガソリンスタンドでトラブルに巻き込まれ、拘束されてしまう。そこはソ連のスパイたちの町で、その時ソ連亡命者の暗殺計画が進行していた。捜しにきたローランが見たのは、病院で植物状態になったフェルプス。あと2回薬物を注射されると、フェルプスは死んでしまう…。

※DVD版のタイトルは「第三の町」。


 休暇中のフェルプスは、ローランと待ち合わせをしている山荘に車で向かっていたが、途中で休憩のため小さな町に立ち寄る。ところが若い夫婦の荷物の中から毒ガス発生装置が転がり出て来るアクシデントに出くわし、次の瞬間警官に連行され「先生」と呼ばれる町のボスの前に連れていかれる。その町は、町の住民全員が東側某国のスパイで、亡命してきたロケットの権威モスニホフの暗殺をたくらんでいた。フェルプスは「先生」に薬を盛られてしまう。

 ローランはフェルプスがなかなか山荘に来ないため探しに出かけ、小さな町でフェルプスの車を見つけるが、「先生」からフェルプスが卒中で倒れて口も利けない状態だと知らされる。ローランは都会から卒中の権威を呼んでもらうように頼む。しかし、フェルプスの呼吸が変則的なことから、自分に向けて合図をしていることに気が付き、フェルプスのまばたきを介して、フェルプスが病気ではないこと、また医者や警察が信用できないこと、を知る。

 ローランはシナモン宛てに電話をかけ、まず「フェルプス夫人」と呼びかけて盗聴されていることを示した後、フェルプスが倒れたことや、さりげなく他の仲間も連れて来ること、を伝える。電話を盗聴していた町の人間たちは、ローランは何も怪しいことは言わなかったと安心する。

 翌日、ハイヤーに乗ってシナモンと運転手役のバーニーが、またトラックで運転手のウィリーが、そろって町に到着する。IMFはすばやく「先生」を縛り上げ、フェルプスからまばたきでモールス符号を使って意思疎通してもらい、モスニホフ暗殺計画などの全貌をつかむ。

 やがてモスニホフ暗殺に向かった二人から電話がかかるが、ローランは「先生」の声色で待機を指示する。さらにローランは「先生」の変装マスクを作ってそっくりに化ける。そして町の人間にはフェルプスは死んだ(殺した)と説明して霊柩車で「死体」を運び出させ、さらに大事な話があるといって町の人間を一か所に呼び集める。その間に警察が到着しており、ローランがこっそり仲間たちと逃げ出している間に、警官が建物に向かっていった。


監督: マイケル・オハリヒー
脚本: サイ・サルコウィッツ


感想

 評価は○。

 IMFが上司からの指示で活動しない変則系のエピソード。この手の番外編型の話は、過去の経験からすると外れの確率が極めて高いのだが、今回は意外にも当たり回だった。


 今回のエピソードの舞台はもちろん架空の町だが、モスニホフの講演がロサンゼルスで開かれるため、暗殺者が「ニードルズ」→「サンバーナディーノ」→「ロサンゼルス」と車で移動する描写がある。ルートを逆にたどると、どうやら舞台の町はカリフォルニア州の東にあるアリゾナ州のどこか、という設定だと推測される。

 前半はフェルプスが薬で身動きできない状態にされた間に、暗殺者が目的地のロサンゼルスに向かう様が刻々と映し出され、スパイ大作戦とは全く別物のサスペンスドラマのノリである。しかしローランがフェルプスからの合図に気が付き、シナモンに暗号めいた電話をかけるあたりから、いつものスパイ大作戦のミッションといった雰囲気に移行し、以後グッと面白くなってくる。

 これ以降は、IMFが舞台の町に集合すると完全に主導権が入れ代わり、ローランが「先生」にすり替わって暗殺計画をストップさせ、さらに町の人間を建物に集めて外から遮断しておき、その間に警察を呼びこむ、という一連の作戦が流れるように展開する。そして意外にも今回も「作戦終了後、IMFメンバーがそろって車で立ち去る」というおなじみのオチが待っており、ちょっと笑ってしまった。

 過去の番外系の話は、大抵作らないほうが良かった的なイマイチエピソードばかりだったが、今回は満足できる一作だった。


シーズン2(29~53話)の他のエピソードのあらすじ・感想は、以下のページでどうぞ

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