テレビアニメ「タイガーマスクW」公式サイト http://www.toei-anim.co.jp/tv/tigermask_w/
【※以下ネタバレ】
第23話 ウォーゲーム開幕!
あらすじ
GWMジャパンは、新たに「ウォーゲーム」というオープントーナメント開催を発表した。優勝賞金は100万ドルで、さらに優勝者にはGWM世界ヘビー級王者ザ・サードへの挑戦権が与えられる。ただし参加資格のあるのは、GWM参戦経験者か、王者経験者のみ。
新日本プロレスは、さっそくオカダ、棚橋、内藤、永田といったメンバーの参戦を決める。またタイガーマスク/ナオトも、GWM世界王者となれば、対戦相手を指名することが出来るので、怨敵イエローデビルを引っ張りだせると考え、参戦を決意する。しかし高岡から仲間が必要と指摘され、実は実力者と目するふくわらマスクに声をかける。
ウォーゲームにはなんとザ・サード自身が参戦することになり、GWMのレスラーたちに対して、自分を狙いに来ても構わないと自信満々で言い放つ。
やがてマックスドームでウォーゲームのリングが披露されるが、それはピラミッドのようにマットを積み重ねた特設リングだった。ウォーゲームとはバトルロイヤルとトーナメントを組み合わせた試合形式で、参加レスラーたちは最下段からスタートし、誰か一人を倒せば一段上に登ることが出来る。そして最上段に二人が入った時点でトーナメントは終わり、インターバル後に、この二人のシングルマッチが開催される。
ザ・サードは、試合開始早々、自分を倒した相手にはベルトを渡すと宣言する。タイガーマスクと、タイガー・ザ・ダーク/タクマは、この試合にイエローデビルが参加していると知り、急いで探しに向かう。しかしダークは以前いさかいのあったボスマンたちに捕まり、1対3で攻撃を受けてしまう。続く。
感想
冷静に考えるとおかしいところもてんこ盛りだけど、それを含めても盛り上がった回でした。
おかしい、というのは、高岡の発言で、ナオトに対し「仲間がいないと勝ち抜けない」とアドバイスしたところ。普通のトーナメントだったら、仲間もへったくれも必要ないわけで、視聴していて変なことを言うなぁと首をかしげていたのですが、あとからウォーゲームがバトルロイヤル要素がある変則マッチだと解ると、高岡の発言も納得いきました。逆に言えば、シナリオライター氏は、高岡が未来を知っていたことにしている訳で、もうこれ物凄いミスじゃないかなぁと。
あと、ウォーゲーム開始早々、ザ・サードが「自分に勝ったらベルトを渡す」と宣言しますが、それだったら挑戦権を得るためにわざわざリングの上まで上る必然性がなくなるわけで、それもおかしな話じゃないかなとおもった次第です。
というツッコミどころはあるものの、レスラーが勢ぞろいしてバトルロイヤル的にドッカンドッカン戦うというような状況はプロレスオタク的には興奮する展開で、ストーリー自体は結構楽しいです。
ところで、高岡がザ・サードの参戦ニュースを見て、「虎の穴はこんなやつまで復活させているのかぁぁぁ~、ぐぬぬ」と怒り心頭でしたが、それもそのはず、高岡は前作「タイガーマスク」で、ケン高岡というプロレスラーだったころ(日本プロレス時代!)に虎の穴のボス「タイガー・ザ・グレート」に半殺しにされて、多分そのまま引退しています。そして、そのザ・サードはそのグレートの姿そのままだという……、そら怒るわ。
次回は、なんとザ・サードとふくわらマスクさんが対決するようなニュアンスでしたし、先行きも楽しみだぜぇ。