感想:アニメ「キャプテンフューチャー」第15話「見張りの掟」

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東映チャンネル | キャプテンフューチャー http://www.toeich.jp/program/1T0000010881/201705
放送 CS放送東映チャンネル。全52話。1978年~1979年作品。

【※以下ネタバレ】
 

第15話  見張りの掟 (「輝く星々のかなたへ!」より)

 

あらすじ

 「輝く星々のかなたへ!」編・第3回(全4回)

 キャプテンフューチャーたちは、コル星の王ラルスタンから、物質生成の場の秘密の解明に協力する代わりに宇宙船や武器の技術を提供するように持ちかけられる。コル人もまた物質生成の場の秘密を求めていたが、物質生成の場の秘密を守ることを義務と考えるスルウン人に邪魔されて近づけないと言う。

 スルウン人たちは、過去に超人的な存在から物質生成の場の秘密を守るように命じられたという言い伝えを信じていた。フューチャーは、その超人が「見張り」だと推測する。ラルスタン王はフューチャーに、同盟し一緒にスルウン人と戦うように促すが、フューチャーは返事を先送りにする。ラルスタンたちは、フューチャーたちの態度が煮え切らないため、フューチャーたちを殺して技術を奪い取ろうと計画する。

 一方、フューチャーたちは、ラルスタン王がスルウン人の王女シリアを誘拐しており、また物質生成の場の秘密を手に入れた暁には、全宇宙を支配する野望に燃えていることを知る。そのためシリアを救出し、共にコル星から脱出しようとするが、その際冒険者仲間のタウヌスとスクル・カルは死んでしまった。

 なんとかコル星を脱出したフューチャー一行は、スルウン星にシリアを送り届けるが、スルウン人の王クオロクは感謝の意を示しつつも物質生成の場に行くことは絶対に許さないと言う。フューチャーはとりあえず、コル星の軍隊からスルウン星を守るために協力することにした。そしてコル星を発進した艦隊がスルウン星に近づきつつあった。

感想

 もう宇宙のどの種族とでも必ず言葉が通じるというファンタジックな世界観も慣れてきて、すると結構面白くなってまいりました。

 今回、サイモン教授がコル軍の兵士に監視されているコメット号を単独で動かす展開があるのですが、その際なんの躊躇もなくコル軍の宇宙船を破壊しまくっているんですよ。コメット号の性能ならそのまま振り切って逃げられそうなのに。「サイモン教授ひでぇ……」と思ったです。


 それにしても、このアニメはホントに限られた声優だけで話を回しております。メインのフューチャーメン以外は、

井上和彦
 冒険者スクル・カル、(ケン・スコット)

岸野一彦
 ラルスタン王、(エズラ・ガーニー司令)

中谷ゆみ
 シリア姫、(カシュー主席の秘書)

田中崇(現:銀河万丈
 冒険者ホル・ジョル、コル星の幹部ウズフル、超人の声


と二役、三役の兼任は当たり前。田中崇なんか今回三役ですよ。今のアニメだと考えられない、こじんまりというか声優代かからなくて良いよね的なキャストです。

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アニメ「キャプテンフューチャー」あらすじ・感想まとめ


輝く星々のかなたへ!/月世界の無法者 <キャプテン・フューチャー全集5> (創元SF文庫)