感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第75話(シーズン3 第22話)「女スパイ・ニコル」

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【※以下ネタバレ】
 
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海外ドラマ「スパイ大作戦 シーズン3」あらすじ・感想まとめ
 

第75話 女スパイ・ニコル Nicole (シーズン3 第22話)

 

あらすじ

敵国の二重スパイのリストを入手する任務中に捕まってしまうフェルプス(ピーター・グレイブス)。何年にも渡り屋敷に潜入していた美しい女スパイの手を借りて脱出に成功するが、彼女が隠し持っていた真意とは…。


敵国から二重スパイのリストを入手する任務で、敵国のパーティーに潜入するフェルプス(ピーター・グレイブス)とローラン(マーティン・ランドー)。リストを奪い出すが、フェルプスが銃で撃たれ捕まってしまう。長年潜入していた美女スパイ・ニコルの助けで屋敷から脱出するフェルプス。二人国境に向かって逃げる中、彼女が局長の指示でフェルプスを逃がしたことが分かり…。

※DVD版のタイトルは「女スパイが燃える時」。


【今回の指令】
 敵国の情報局長アントン・バルダスが、アメリカの諜報員でありながら敵と内通している人間、つまり二重スパイのリストを所要していることが判明した。IMFはそのリストを入手しなくてはならない。


【作戦参加メンバー】
 レギュラー:フェルプス、ローラン
 ゲスト:無し


【作戦の舞台】
 某敵国


【作戦】
 作戦開始前、フェルプスは、バルダスの秘書ニコールがアメリカのスパイだと教えられる。しかし、作戦に協力すればニコールの正体が敵に判明してしまうので、フェルプスは今回の作戦への参加は断る。

 フェルプスとローランは軍人に変装し、リストが保管されている屋敷で開催されているパーティーに乗り込み、こっそり盗み出そうとするが、警報装置にひっかかり盗みが露見してしまう。フェルプスはローランを逃がすものの、自分は撃たれて捕まってしまった。

 やがてパーティーで知り合った美女がフェルプスを助けに来て、二人で脱出する。彼女こそがスパイのニコールだった。ニコールは、バルダスが盗まれたリストを探そうとしていないので、フェルプスたちが盗んだリストは偽物で、バルダスは偽情報をつかまそうとしていると主張する。

 しかし実はニコールこそが二重スパイで、盗まれたリストは本物だった。ニコールはリストに自分の名前が載っているため、バルダスと協力してリストが偽物だとフェルプスに信じ込ませようとしたのだった。

 やがてニコールはフェルプスと恋に落ち、フェルプスに全ては芝居でリストは本物だと告白する。それを知ったバルダスは兵士を差し向けてきたが、そこにローランが助けに入る。ニコールはバルダスに撃ち殺されるが、ローランがバルダスを射殺し、残りの兵士は逃げ去った。最後フェルプスとローランが脱出するシーンで〆。


監督: スチュアート・ハグマン
脚本: ポール・プレイドン


感想

 評価は△。

 いつものIMFが緻密な作戦でミッションを遂行する話ではなく、フェルプスが美女と恋に落ちるという変化球系エピソード。しかし、「スパイ大作戦の変則話に当り無し」というジンクス通り、今回も全くもって箸にも棒にもかからないようなつまらない話だった。こういう話は本当に勘弁してもらいたいものだと思う。

 なお、サブタイトルではスパイNicoleは「ニコル」と書かれているが、ドラマの中では明確に「ニコール」と伸ばして発音されていた。ドラマの中身を確かめずにサブタイトルを考えているのだろうか。


参考:今回の指令の入手方法

 フェルプスが車で廃屋風の建物に乗り付け、二階に上ってあるボタンを押す。すると壁が上にずれて、オープンリール式テープレコーダーと、張り付けてある大きめの封筒が現れる。フェルプスはテープを再生して指令を聞きつつ、封筒の中の写真を確認する。指令は最後に「なおこの録音は自動的に消滅する」といい、テープから煙が吹き上がる。(※第43話(シーズン2の第15話)「焦土作戦」のシーンの使いまわし)


参考:指令内容

 おはよう、フェルプス君。その男はアントン・バルダスといって敵国の情報局長である。そのバルダスが、我々側の諜報員でありながら彼と意を通じている、いわゆる二重スパイのリストを所有しているという情報が、ある友好国より寄せられた。その二重スパイのメンバーを知ることは、我々及び同盟国にとって目下の急務である。

 そこで君の使命だが、そのリストを入手することにある。例によって、君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。なお、このテープは自動的に消滅する。成功を祈る。
 
 

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海外ドラマ「スパイ大作戦 シーズン3」あらすじ・感想まとめ