【映画】感想:映画「レ・ミゼラブル」(2012年:イギリス)

レ・ミゼラブル [DVD]

BS朝日 http://www.bs-asahi.co.jp/movie/
放送 BS朝日。2017年5月5日(金)

【※以下ネタバレ】
 

フランスの小説家ヴィクトル・ユーゴーの小説を原作に、世界各地でロングランされてきたミュージカルの金字塔「レ・ミゼラブル」を豪華キャストで映画化。監督は『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパー

 

あらすじ

 1815年。フランス。ジャン・バルジャンは病気の妹の子供のためにパン一個を盗んだ罪で19年間投獄されていたが、ようやく仮釈放されることになった。しかし、仮釈放ゆえに定期的に警察に出頭しなければならず、また前科者という事で世間につまはじきにされる。

 やがてジャン・バルジャンはある司教と出会い、食事を与えられ教会に泊めてもらうが、夜中に銀の食器を盗んで逃げだす。翌日、ジャン・バルジャンは警官に捕まり司教に突き出されるが、司教は盗みをとがめるどころか、食器は自分がジャン・バルジャンに与えたものだといい、さらに銀の燭台まで手渡す。ジャン・バルジャンは司教の行為に感動して己の行いを恥じ、これからはまっとうに生きることを誓う。


 8年後。1823年。ジャン・バルジャンは市長となり、貧民対策を積極的に行うなどして市民から尊敬されていた。そんなある日、かつてジャン・バルジャンを逮捕した警官ジャベールが市に赴任してきた。ジャベールは市長こそ8年前に仮釈放のまま逃走した犯罪者だと疑いはじめる。

 ジャン・バルジャンは、悲惨な境遇の末に病死した女性から、一人娘コゼットのことを託される。また、ジャベールからの報告で、別人が「逃亡中のジャン・バルジャン」として逮捕され、裁判にかけられていることを知る。ジャン・バルジャンは、別の人間が自分の身代わりに罰せられることに耐えられず、裁判所に出向き自分の正体を明かす。そして追ってきたジャベールを振り切り、コゼットを連れてそのまま逃走する。


 9年後。1832年。パリでは学生たちが王政に対する不満を募らせ、革命を起こそうと息巻いていた。そんな学生の一人で大金持ち出身の青年マリウスは、美しい女性と出会い一目ぼれするが、この女性こそ成長したコゼットだった。マリウスはコゼットの家を探して訪ね、マリウスとコゼットは一瞬で相思相愛となる。

 しかしジャン・バルジャンは、またジャベールが自分の居場所を嗅ぎつけたと疑い、コゼットを連れて行方をくらませてしまう。マリウスは失望を押し隠し、学生たちの武装蜂起に参加する。ジャン・バルジャンはマリウスがコゼットにあてた手紙を見てマリウスの事を知り、武装蜂起のバリケード内に入り込む。

 バリケード内では、スパイとして入り込んでいたジャベールが捕まっていた。ジャン・バルジャンは見返りも求めずにジャベールをこっそり逃がす。学生の武装蜂起に市民は呼応することはなく、学生たちは孤立した末に、軍隊によって鎮圧される。ジャン・バルジャンは、負傷して意識不明となったマリウスを抱えて下水道からの脱出に成功する。ジャベールはそれまで自分の正義に絶対の自信をもっていたが、ジャン・バルジャンの行為に、二人のどちらが正しいのかわからなくなり、橋から川に身を投げて自殺する。

 ジャン・バルジャンは、マリウスに自分が逃亡者であることを教え、コゼットに迷惑をかけないために何も告げずに姿を消す。そしてマリウスとコゼットの結婚式の日に、偶然からジャン・バルジャンがマリウスの命の恩人であること、今は修道院にいる事、が判明した。駆け付けたコゼットとマリウスの前でジャン・バルジャンは静かに息を引き取る。


感想

 評価は○。

 158分(2時間38分)もある長い映画ですが、そして「世界の名作文学」系の内容ですが、意外にも退屈することなく、結構楽しめました。まあ事前に煽っていたように感動したりはしませんでしたけど。


 ところで本作品はミュージカル映画で、「ミュージカル=突然キャラが歌いだす」という物だと認識していたのですが、この映画はそうではありませんでした。「歌いだす」どころの話ではなく、「役者のありとあらゆる台詞が全て歌の歌詞」なんですよ。普通に喋っているシーンが皆無とは驚いたです。

 ということで、ヒュー・ジャックマンとかラッセル・クロウとか、アクション系でならした俳優たちが、歌って歌って歌いまくる映画でした。でも結構良かったですよ。
 
 

レ・ミゼラブル」地上波・無料民放BS 初放送!!  5月5日(金)よる7:00~9:54


2012年
監督
トム・フーパー


キャスト
ヒュー・ジャックマンラッセル・クロウアン・ハサウェイ
アマンダ・サイフリッドエディ・レッドメイン、ヘレナ・ボナム=カーター


地上波・無料民放BS 初放送!!19世紀フランス。ジャン・バルジャンは、貧しさから1つのパンを盗み、その罪により19年間も刑務所にいた。仮釈放されたバルジャンはその足で逃亡。以来何十年もの間、無慈悲な警部ジャベールの執拗な追跡を恐れながら暮らすことになる。そんな折、バルジャンは工場で働くファンテーヌという女性と出会うが、彼女は病におかされており、幼い娘コゼットをバルジャンに託して帰らぬ人となる。この“約束”が、バルジャンの運命を大きく変えるのであった。コゼットに限りない愛を注ぎ、父親として育て上げるバルジャン。しかし、パリでは革命の火が燃え上がろうとしていた。学生たちは武器を集め、蜂起する日に向けて準備を進めている。貧しさが蔓延するパリの街。バルジャン、コゼット、誰もが激動の波にのまれようとしていた。

 
 

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