感想:アニメ「エロマンガ先生」第11話「二人の出会いと未来の兄妹(ふたり)」

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放送 BS11。全12話。

【※以下ネタバレ】
 

第11話 二人の出会いと未来の兄妹(ふたり) (2017年6月17日(土)深夜放送)

 

あらすじ

 政宗は取材&執筆合宿から帰還し、ついに政宗の新作「世界で一番カワイイ妹」の発売日がやってきた。政宗秋葉原の本屋で「和泉マサムネフェア」が開かれているというので、様子を見に行くことを決め、タブレットで紗霧相手に実況中継しながらあちこちを見て回る。

 二人の過去回想。政宗は母親を亡くした後、父親を心配させないため、なにか打ち込める趣味を見つけようとして、「和泉マサムネ」の名前でネットに小説を投稿し始める。その当時紗霧は両親の離婚のせいで小学校を登校拒否して引きこもっていたが、マサムネの小説を読んで気に入り、感想を送ったことをきっかけで連絡しあい、時にはイラストを送ったりする仲となった。しかし紗霧は、自分の素性は隠して大学生だと名乗っていた。

 その後、政宗はプロの小説家になることを決意して投稿を始め、その決意を知った紗霧も互いにプロになるまでは連絡は取らないようにしようと言って、自分も絵のプロになることを決意。引きこもりを止め、またイラストレイターの母親から絵を習い始めた。


 秋葉原ではマサムネの新刊は好評だった。政宗が自宅に帰ってみると、紗霧が引きこもりを脱して玄関まで迎えに来ていた。二人は久しぶりに部屋の外で顔を合わせて、これからもよろしくとか言って〆。


感想

 「あれ、今回最終回だっけ?」みたいな展開。シナリオは原作者の伏見つかさが自分で書いていました。


 政宗・紗霧の過去話だとか、紗霧がちょいとエロい格好でベッドの上でゴロゴロするとか、それなりに頑張っている話でしたが、「薄いよなぁ」という感は否めませんでしたねぇ。

 終盤、秋葉原政宗が自分の本をめっちゃ褒めている四人組とすれ違うのですが、それが「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のメイン四人組、桐乃、京介、黒猫、沙織・バジーナ、で、声優もアニメ版そのまま(竹達彩奈中村悠一花澤香菜生天目仁美)となっておりました。まあ中村悠一は、政宗父親役でどっちにしろ来ていましたけど。

 しかし、こういうシーンは「他作品との嬉しいクロスオーバー展開」というよりは、「このアニメって俺妹に比べて弱いよなぁ」という印象を強化するだけに終わった感しかなく……、だいたい、メインのヒロインが、同じような妹(義理だけど)でも「同じ家に住んでいても、引きこもりで接触もままならない相手」じゃ話作りが厳しくなるのは当然の話で……、山田エルフがメインの方が、よほど華やかかつ活動的に話が進みそうなのに。あとムラマサも押しの強さで黒猫に負けてるしなぁ。やはりヒット作の次の作品は厳しいという事ですかな。


 そして次回は最終回。もう今回で全てやり尽くしたような雰囲気ですが、まだ何かやり残したこと有るの?
 
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