感想:アニメ「正解するカド」第10話「トワノサキワ'」

正解するカド クリアファイル

正解するカド KADO: The Right Answer http://seikaisuru-kado.com/
放送 BSフジ。全12話+総集編1話。

【※以下ネタバレ】
 

第10話 トワノサキワ'

 

あらすじ

・Aパート

 ある一つの異方存在は、誕生した繭(宇宙)に興味を持ち、その中に入り込む。そして異方存在は、色々な生物に転生した末に、人間・徭沙羅花(つかい・さらか)となった。


・Bパート

 カドに飛び込んだ沙羅花はヤハクィザシュニナと対峙するが、完全に異方の力を保持しているヤハクィザシュニナと、繭にやってくる際に力の大半を失った沙羅花では、力の差は明らかだった。真道はヤハクィザシュニナに人類がたどり着くべき「正解」とは何かを問いかけ、ヤハクィザシュニナは人類が異方に行くことだと答える。情報を求める異方存在のため、人類が異方にたどり着くことこそが正解であり、人類の存在意義だという。殆どの人間は失敗するだろうが、コピー真道の様にバックアップを取っておいて、何回でもやり直しをすればいつかは成功するはずである。

 ヤハクィザシュニナは沙羅花を殺そうとするが、真道がかばって代わりに大怪我を負い、沙羅花は真道を連れて逃走した。真道は沙羅花の治療でなんとか命を取り留める。ヤハクィザシュニナはコピー真道を操り人形にして、人類にナノミスハインを普及させる計画に取り掛かった。


感想

 はぁ……、ここに来て一気にク●アニメ化してきた気がするのは、私の勘違いでしょうか。実は沙羅花はこの宇宙の誕生初期からいた凄い存在でした! とか唐突に言われても、いまさら何を言い出した感が物凄いしなぁ。もっと伏線をきちんと張っておいてください。

 あと番組の序盤から「正解」「正解」と連呼しておいて、その答えが「人類を異方に連れていくこと」とか答えを出されても、どう反応して良いのか困る。

 また、番組終盤で時間が無いのに、真道と沙羅花の初心なラブコメみたいな展開(半裸を真道に見られて恥ずかしがる沙羅花とか)なんてやっている場合だろうかと思わずにはいられません。

 品輪彼方ってサンサのせいで超天才にレベルアップしたはずなのに、物語に全く何の寄与もしないのですが、出ている意味は有るのでしょうか。というかそもそもこの人、天才だというところをろくに見せてもらってないんですが……

 最後、相変わらず日本政府とセッテンの幹部だけで世界を変えることを勝手に推し進めようとしている……、この箱庭というかセカイ系というか、とにかく物語の舞台が小さすぎるのはもうなんとかしてほしい。おかげで「この宇宙は異方存在に作られました」とかすさまじくデカい事を言われても、全くピンと来ないじゃないか。
 
 
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