東映チャンネル | キャプテンフューチャー http://www.toeich.jp/program/1T0000010881/201705
放送 CS放送・東映チャンネル。全52話。1978年~1979年作品。
【※以下ネタバレ】
第29話 囚人船ハイジャックさる! (「宇宙囚人船の反乱」より)
あらすじ
「宇宙囚人船の反乱」編・第1回(全4回)
キャプテンフューチャーは、ジョーンが凶悪犯を載せる予定の囚人護送船「ヴァルカン」の勤務を志願したと聞き、心配して地球に駆け付けた。フューチャーはジョーンにすぐさま任務を降りるように説得するが、ジョーンは聞く耳を持たなかったため、仕方なくヴァルカンに乗船する。さらに船にはカーティスを追ってフューチャーメンも乗り込んでいた。
ヴァルカンは白鳥座61番星の惑星ケルベルスにある刑務所へ向けて航行していた。フューチャーは、この船で反乱が計画されているという噂を気にして、何度もチェックを行うが何も発見できない。
ところがケルベルス到着直前という段階で、突如囚人たちが監獄を抜け出し、船を乗っ取ってしまった。囚人たちのリーダー格である宇宙海賊キム・イヴァンは、酸を服にしみこませて持ち込んでおり、それで牢を破ったのだった。フューチャーたちは捕らえられ、惑星パトロールに対する人質にされてしまう。
キム・イヴァンは、フューチャーに、銀河系から18万光年離れたマゼラン第三星雲に行くという計画を披露する。一年前この星雲を調査した探検隊は地球型の未開惑星を発見しており、そこに逃げのびれば惑星パトロールにも見つからないという腹だった。かくしてヴァルカンはマゼラン第三星雲に向けて旅立った。
脚本:小野竜之助
感想
いつものキャプテンフューチャー話とはノリが違い、フューチャーたちが悪党と戦ったり冒険したりする話ではなく、いきなり囚人に捕まってしまうという異色編です。原作はラストが男泣き展開なのですが、アニメはどうなりますやら。
この番組のシナリオライターは、何故かアニメに全然縁の無さげな人が参加していて驚かされるのですが、この「宇宙囚人船の反乱」編全4話を担当した小野竜之助氏もまたしかり。この方、基本的にアニメと何のつながりもなく、有名なサスペンス映画「新幹線大爆破」の脚本とかを書いている人です。東映つながりということで仕事を振られたのでしょうけど、何故こんなテレビアニメになれてなさそうな人たちを呼んできたのやら。
それにしても、キム・イヴァンが洗面器(?)で酸を合成するシーンで、「金属を溶かす酸なのに、なぜ入れ物は溶けないんだ……」と気になって仕方なかったです。洗面器はプラスチック製か何かで、酸は金属しか反応しないという設定なのかしらん。