感想：アニメ（新番組）「ナイツ＆マジック」第１話「Robots & Fantasy」

ナイツ＆マジック│TVアニメ公式サイト　http://knights-magic.com/
放送　BS11。

【※以下ネタバレ】
　

銀の騎操士（きそうし）、異世界に舞い降りる。

凄腕プログラマーにして重度のロボットヲタクの青年が転生したのは、巨大ロボット「幻晶騎士＝シルエットナイト」が大地を揺るがす騎士と魔法の異世界だった!?

エルネスティ・エチェバルリアとして生まれ変わった彼は、豊富なメカ知識とプログラマーとしての才能を活かして、理想のロボット作りをスタート。だが、その行動が予期せぬ事態に発展して……!?

ロボットヲタクの野望が、異世界を変える!!

第１話　『第１章　Robots & Fantasy』

あらすじ

　IT企業に勤務する倉田翼は、社内でも一目置かれる凄腕プログラマー。趣味はロボットのプラモデル作りで、暇があればショップでロボットのプラモを買い込んでいた。しかし彼はある夜、自動車事故により若くして亡くなってしまう。

　エルネスティ・エチェバルリア少年は、ある日父親が乗っていた騎士用の武器「シルエットナイト」を見て、巨大ロボが現実にあると狂喜する。実はエルネスティは、死んだ倉田が異世界で生まれ変わった存在だった。前世の記憶を持つエルネスティは、その日から、巨大ロボ＝シルエットナイトの操縦者「騎操士／ナイトランナー」を目指して、魔法の知識の取得に明け暮れる。

　やがて成長したエルネスティは、騎操士を育成する騎操士学園に入学し、操縦のみならず自分専用のシルエットナイトを作ることを夢見て、内部機構の勉強にも精を出す。

　ある日、学園の野外実習が行われるが、突如魔獣の大暴走が始まり、学生たちは緊急避難することになった。エルネスティはこの暴走の向こうに、さらに悪い事態が待ち構えていることを予感していた。

脚本：横手美智子／絵コンテ：山本裕介／演出：中山敦史／作画監督：桂憲一郎、入江 篤

感想

　評価はまあ○。

　転生ネタ小説って「転生のおかげでボーナスがついて、新人生はイージーすぎて困るwww」みたいな、くだらないバカバカしい内容かと思っていましたが、少なくともこのアニメはそうではなくて一安心。基本的に内容は転生云々は無しでも成立しそうな「ファンタジー世界の巨大ロボット物」なので、感触は悪くありませんでした。雰囲気はまるっきり違うものの「ダンバイン」とか「ワーズワース」とかを思い出したりして。

　１話目で実に素早く「転生して、成長して、入学して、さらに最初の事件まで」と一気に駆け抜けるのでテンポも良かったし。

　ということで、あらかじめ覚悟していたほどの低品質ではなかったので、ちょっと驚いています。巨大ロボのデザインも抑え気味ながらまずまず、ロボの動きの描写もわりと満足いくものでしたし、ということで、これはそれなりに楽しめるかもしれません。

一言メモ

　え、デザイン陣に宮武一貴の名前が！？　とすると、少なくともデザイン面にはそれなりにやる気があるようだ。
　

ナイツ＆マジック

制作会社
エイトビット

スタッフ情報
【原作】天酒之瓢「ナイツ＆マジック」（ヒーロー文庫、主婦の友社刊）
【原作イラスト】黒銀
【監督】山本裕介
【シリーズ構成】横手美智子
【脚本】横手美智子、木村暢
【キャラクターデザイン】桂憲一郎
【メカデザイン】黒銀
【総作画監督】桂 憲一郎、福永智子、山田裕子
【エフェクト作画監督】梅田貴嗣
【シルエットナイトデザイン】黒銀
【メカニックデザイン】天神英貴
【コンセプトデザイン】宮武一貴、岸田隆宏
【プロップデザイン】入江篤
【美術監督】益田健太
【色彩設計】藤木由香里
【2Dデザイン】荒木宏文
【CGディレクター】井野元英二
【3DCG】オレンジ
【撮影監督】佐藤洋
【編集】内田恵
【音響監督】明田川仁
【音楽】甲田雅人

あらすじ
凄腕プログラマーにして重度のロボットヲタク、倉田翼。
異世界でエルネスティ（エル）として転生した彼は、運命を揺るがす事態に遭遇する。
「ロ、ロボットだぁ！」目の前に現れたシルエットナイトに心を奪われた彼は、
ナイトランナーを目指して騎操士学園に入学。
持ち前の知識とプログラマーの才能を活かし、学園中にその名を響かせていく。
平和な学園生活を送るエルだったが、恐るべき魔獣の脅威が静かに迫りつつあった。

音楽
【OP】fh'ana「Hello!My World!!」
【ED】大橋彩香「ユー&アイ」

キャスト
エルネスティ・エチェバルリア：高橋李依
アデルトルート・オルター：大橋彩香
アーキッド・オルター：菅原慎介
エドガー・C・ブランシュ：内匠靖明
ディートリヒ・クーニッツ：興津和幸
ヘルヴィ・オーバーリ：伊藤静