感想:アニメ(新番組)「メイドインアビス」第1話「大穴の街」

メイドインアビス(1) (バンブーコミックス)

TVアニメ「メイドインアビス」公式サイト http://miabyss.com/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

さぁ 大穴(アビス)へ――


隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。 アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い…?

 

第1話 大穴の街 (2017年7月7日(金)深夜放送)

 

あらすじ

 孤児院で暮らすリコは仲間のナットと共に「アビス」という巨大な穴を探索していたが、巨大な怪物に食われかけたところを、不可思議な光の照射によって命拾いする。そして光の発射場所と思われるところには、少年の形をしたロボットが倒れていた。リコたちはこっそり宿舎にそのロボットを持ち帰る。

 孤児たちは、孤児院の経営のため、アビスに潜ってそこから遺物を回収する仕事を担当していた。リコは孤児院の院長たちにロボットの事を隠しておき、夜中に苦労して目覚めさせる。しかしロボットは、そもそも自分がロボットだという事すら覚えていなかった。リコはロボットが孤児院の人間に見つからないように一緒に建物の外に飛び出す。リコはロボットの事をレグと名付ける。

 レグは、自分が「アビス」と呼ばれる人類が探索しつくしていない秘境の中で見つかったこと、またアビスの側にある「オーズ」という街にいること、を知る。


脚本:倉田英之/絵コンテ:小島正幸/演出:垪和 等/作画監督黄瀬和哉

感想

 評価は○。

 原作はWEB漫画で、連載初期にちらっと読んでいたのですが、特に面白いという感じもしなかったため、そのまま放置してしまっていました。しかしアニメになったものを改めて見てみると、これが意外と面白くて驚いた。私の見る目が無かったか、アニメが漫画より何倍も面白いか、どっちかです。

 全体的に、昔遊んだコンピューターRPGを思い出す雰囲気と設定で、妙な懐かしさを感じました。このアニメが、1980~1990年代の日本ファルコムのゲームが原作だと言われたら、そのまま信じそうです。ころころとした今風じゃないキャラデザも、これはこれで味があるし。

 シリーズ構成の倉田英之は、仕事ぶりにあまりいいイメージは抱いていないのですが、後半にどす黒い展開をブッ混んでこないように祈ります。

メイドインアビス


制作会社
キネマシトラス


スタッフ情報
【原作】つくしあきひと(「WEBコミックガンマ」竹書房刊)
【監督】小島正幸
【シリーズ構成】倉田英之
【キャラクターデザイン】黄瀬和哉
【副監督】垪和等
【助監督】飯野慎也
【シリーズ構成】倉田英之
【脚本】倉田英之小柳啓伍
【キャラクターデザイン】黄瀬和哉
【モンスターデザイン】吉成鋼
【プロップデザイン】高倉武史
美術監督】増山修
【美術設定】西俊樹
色彩設計】山下宮緒
【撮影監督】江間常高(T2 studio)
【編集】黒澤雅之
【音響監督】山田陽
【音楽】kevin penkin
【音楽制作】IRMA LA DOUCE
【音楽制作協力】KADOKAWA


キャスト
リコ:富田美憂
レグ:伊瀬茉莉也
ナナチ:井澤詩織
オーゼン:大原さやか
マルルク:豊崎愛生
ナット:田村睦心
シギー:沼倉愛美
キウイ:塙愛美
ジルオ:村田太志
ライザ:坂本真綾

 
メイドインアビス(2) (バンブーコミックス)