感想:アニメ(新番組)「セントールの悩み」第1話「なんだかんだで、みんな、キスって大好きだよね。」「マラソンって人生の縮図だって、知ってた?」

Edelweiss (通常盤)

TVアニメ「セントールの悩み」公式サイト http://centaur-anime.com/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

あなたのとなりに、セントール。


姫こと君原姫乃は、恋に、部活に、勉強に…、
ごく平凡な高校生活を送る女子高生。ただ、違うのは彼女が、ケンタウロスの形態をしていること。
竜人の希、角人の羌子、翼人の委員長、蛇人のサスサスちゃん。
それぞれの形態をしたクラスメイトたちと楽しい高校生活を送っている。
姫の従妹の紫乃ちゃん、その友達のまきちゃん、委員長の4人の妹たちも登場して、“人間だけど人間じゃない”娘たちのキュートな日常が綴られていく♪

 

第1話 「なんだかんだで、みんな、キスって大好きだよね。」「マラソンって人生の縮図だって、知ってた?」(2017年7月9日(日)深夜放送)

 

あらすじ

・Aパート なんだかんだで、みんな、キスって大好きだよね。

 来る学園祭で、君原姫乃(ケンタウロス族)のクラスは劇をやることになり、姫乃は姫役、友人の獄楽希(ごくらく・のぞみ)(竜族)が王子役、を演じることになっていた。劇の練習中、姫乃は台本のいたずら書きのせいで希に本当にキスをしてしまい、クラスを騒然とさせる。

 本番当日。劇のクライマックスで姫乃と希の乗ったセットが崩壊するが、姫乃が希を抱えて飛び降りたため、二人とも無事だった。希は感謝のつもりで姫乃にキスするが、これが観客に大うけでした。


・Bパート マラソンって人生の縮図だって、知ってた?

 午前最後の授業は体育でしかもマラソン。姫乃や希は軽くこなすが、運動不足の名楽羌子(ならく・きょうこ)(角人)は、バテバテで大苦戦。希は羌子に、普段運動していないらかこのざまだとからかう。結局、三人は羌子のペースに合わせたため、昼休みの終わりごろにようやく学校に戻ってくる。

 後日。定期テストの結果が貼り出され、希は補習込みの再試験となった。羌子は希に普段勉強していないからだ、と、ここぞとばかりやり返す。


脚本:待田堂子 絵コンテ:紺野直幸 演出:筑紫大介


感想

 評価はまあ○。

 あのクセの強い月刊リュウの連載だから、もっとゲテモノくさい、人を選ぶ、他種族ごちゃ混ぜ系めんどくさい内容だと確信していたら、意外にも「キャラが人間でないだけの、普通の学園アニメ」でございました。おおう、これは予想外。

 冒頭から百合展開を突っ込んできて掴みはオッケーだし、これは安心して楽しめそうです……、


 などと言いたいところですが、「授業を政府の手先(?)が監視している」とか、「言論統制されていて市民をすぐに強制収容所に叩き込む国家体制らしい」とか、どうみても暗黒の管理社会が舞台とか思えないので、素直に楽しめる作品とはちょっと思えないよなぁ。(まあ、それがリュウらしいとも言えますが) ある日クラスメートが家族ごと居なくなる話とか盛り込んできそうで怖い……

 まあ、とりあえずもうちょっと見てみます。

一言メモ

 「製作 彼方市思想教育委員会」ってブラックユーモアが効いているわ(笑)
 
 

制作会社
絵梦


スタッフ情報
【原作】村山慶セントールの悩み」(「月刊COMICリュウ徳間書店刊)
【総監督】追崎史敏
【監督】紺野直幸
【シリーズ構成】待田堂子
【キャラクターデザイン】渋谷秀
総作画監督】渋谷秀、小美戸幸代、西尾智恵
【プロップ設定】岸これみ
【衣装設定】近岡直、伊礼えり
色彩設計】のぼりはるこ
【美術設定・美術監督】齋藤幸洋
【撮影監督】星野元気
【編集】神宮司由美
【音楽】Tak Miyazawa
【音響監督】森下広人
【アニメーション制作協力】エンカレッジフィルムズ


音楽
【OP】ピュアリーモンスター「教えてダーウィン
【ED】亜咲花「Edelweiss」


キャスト
君原姫乃:深川芹亜
獄楽希:桑原由気
名楽羌子:白石晴香
御魂真奈美:鎌倉有那
ケツァルコアトル・サスサススール:綾瀬有
紫乃:桐生朱音

 
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