東映チャンネル | キャプテンフューチャー http://www.toeich.jp/program/1T0000010881/201705
放送 CS放送・東映チャンネル。全52話。1978年~1979年作品。
【※以下ネタバレ】
第40話 悪夢の世界・四次元 (「彗星王の陰謀」より)
あらすじ
11作目「彗星王の陰謀」編・第4回(全4回)
アルルスたちはフューチャーから科学的知識を聞き出すため、ジョーンを拷問すると脅し、クエルデルにジョーンを砦に連れてくるように命じる。
一方、オットーとグラッグは砦に侵入し、フューチャーの解放に成功した。フューチャーは、アルルスたちが何かの建物から延びるケーブルを引きずっていることから、その建物が異次元への扉であると確信する。異次元の生物であるアルルスは、肉体を持ってこの次元に来ることはできないはずで、アルルスたちの今の体は光子、つまりエネルギーだけで出来ており、ケーブルを切断すればアルルスは消えてしまうはずである。
しかし建物周辺は猛烈な放電が発生しており、グラッグですら接近は不可能だった。フューチャーは自らを電気人間に改造することで電気を克服し、ケーブルを切断し始める。そこに事態に気が付いたアルルスたちが戻ってきて攻撃してくるが、ジョーンも加勢してケーブルを全て破壊し、アルルスは消え失せた。ソリックス王とクエルデルもオットーとグラッグに捕まった。
その後、フューチャーはサイモンと共同でついに電気人間を元の体に戻す方法を開発し、テスト第一号としてザーン所長が志願し、無事元の体に戻った。こうしてフューチャーたちは自らも含めて箒星人(ほうきぼしじん)たちを電気人間から元に戻し、ハレー彗星を離れ、帰還の途に就いた。
ジョーンはフューチャーに、もしあのまま電気人間に戻れなければ、彗星内で二人だけで暮らせたのにと涙を流す。フューチャーはジョーンに、いつか二人だけで暮らせる楽園を探そうと約束する。
脚本:星山博之
感想
アルルスの設定が前回と違っていてびっくりですよ。前回はピンク色の人魂か何かみたいに空中を飛び回っていたのですが、今回は思い出したようにケーブルを引きずって歩くアメーバーみたいな低俗な扱いになっています。ケーブルが建物の中でこんがらがったりしないのか、と他人事ながら心配になります……
フューチャーがアルルスのケーブルの接続している建物に入って中を覗き込むと、異次元が見えるのですが、これがエッシャーのだまし絵みたいな空間をアメーバーが這いずり回っている、というなんというかの表現となっていました。まあ異次元という曖昧なイメージを、納得できる絵に落とし込もうとしたらこうなったのかもしれません……