感想:特撮(新番組)「仮面ライダービルド」第1話「ベストマッチな奴ら」

仮面ライダービルド へんしんせよ!かめんライダービルド!! (てれびくんギンピカシール絵本)

テレビ朝日 http://www.tv-asahi.co.jp/build/
東映 http://www.toei.co.jp/tv/build/index.html
放送 テレビ朝日系 日曜 8:00~8:30。

【※以下ネタバレ】
 

ありえない組み合わせで、
悪に立ち向かう新ヒーロー
その名は仮面ライダービルド!

 

第1話 ベストマッチな奴ら (2017年9月3日(日)放送)

 

あらすじ

 10年前。日本初の有人火星探査で地球外文明の遺物である箱が持ち帰られた。しかしその箱はお披露目式の際突然起動し、巨大な壁を作って日本を三つに分断してしまった。

 そして現在。日本は「東都」「北都」「西都」をそれぞれ首都とする三つの国になっていた。東都では、街に出没する謎の怪物と、それを倒すヒーロー「仮面ライダー」が都市伝説的に語られていた。実はライダーも怪物も現実に存在し、ライダー「ビルド」の正体の桐生戦兎は、ひそかに怪物「スマッシュ」と戦っていた。スマッシュとは人間が何らかの原因で怪物化したもので、戦兎は倒したスマッシュの成分を回収して自分の能力向上に使っていた。

 実は戦兎は過去二十数年分の記憶がなく、覚えているのはガスマスクの科学者たちに人体実験らしいことをされたことと、首謀者らしいコウモリの仮面の怪人のみ。それでも戦兎はとりあえず優れた頭脳を生かし、東都の研究所の所員になり、謎の箱「パンドラボックス」の調査に当たることになった。

 そんな時、脱走犯・万丈龍我にスマッシュの反応があることが解り、戦兎は龍我探しに出かける。龍我も謎の人体実験の被験者だといい、またスマッシュに襲撃されていた。戦兎はビルドに変身してスマッシュを倒したあと、官憲から龍我をかばってともに逃走する。


脚本:武藤将吾 監督:田﨑竜太

感想

 朝ライダーにしては意外に重い展開でスタート。改造人間化とか無実の罪で逃亡中とか、結構ダーク風味。「あれ、間違えてアマゾンズを見ているのかな?」とか思っちゃったよ。東映は「今までちょっと甘めにき過ぎたから、久々に気合入れてみるか」とか考えたのかな。

 ライダーのデザインはまずまず。というか前作のエグゼイドに比べたらなんだって「まずまず」になりますわ(笑) 二個のアイテムをベルトにさして、半々の要素を持つライダーになる、って「仮面ライダーW」の真似というか焼き直しだよなぁ。まあ、別に悪くは無いですけど。


 日曜の朝から気分を沈ませそうなライダーが始まっちゃったぜ。真面目に見るに値するライダーだと良いな。 
 
 

■≪ベストマッチ!≫ウサギと戦車で実験開始?ありえない組み合わせのニューヒーロー!

  毎年、大きな衝撃とともに我々の前に姿をあらわす国民的ヒーロー・仮面ライダー。現在、絶賛放送中の『仮面ライダーエグゼイド』につづき、9月3日(日)から放送がスタートする新シリーズの全貌が明らかになりました。――その名は『仮面ライダービルド』。日本語で「創る。形成する。」という意味の<ビルド>を名に冠する新たな仮面ライダーは「天才物理学者」。戦いにおいてもまるで「実験」をするかのように、2つの成分を組み合わせて、あらゆる姿に変身をしていきます。


  仮面ライダービルドは変身ベルト <ビルドドライバー>に、変身アイテム<フルボトル>を2本装填することで変身します。フルボトルには「動物」や「機械」など、多種多様な成分がこめられており、それらの能力をボディに宿して、戦うことができます。さらに、2本のボトルの組み合わせの中には効果的で強力なパワーを発揮することができる、ベストな組み合わせ=≪ベストマッチ≫が存在し、必殺技を繰り出すことが可能となります。


  基本フォームは<ラビット>と<タンク>の組み合わせで変身する<ラビットタンクフォーム>。ウサギの跳躍力と戦車のパワーをあわせ持つフォームです。ウサギと戦車、一見すると相反する両者ですが、その能力が組み合わさったとき、果てしない力が生まれます。これこそベストマッチ!


 「さあ、実験を始めようか」――仮面ライダービルドは戦いの最中にフルボトルの組み合わせを実験しながら、目の前に立ちはだかる敵に合わせて「勝利の法則」を編み出して、敵を駆逐していくのです。


 火星で発見された謎の箱――<パンドラボックス>を開こうとした瞬間、突如出現した巨大な壁から物語ははじまる。<スカイウォール>と呼ばれる壁によって、日本列島は三つに分断され、それぞれに「東都」「西都」「北都」という首都が生まれた。そのうちの「東都」には<スマッシュ>と呼ばれる未確認生命体が出現…。人知れず人類を窮地に追い込んでいた。そのスマッシュの前に立ちはだかる一人の青年、その腰にはベルトが巻かれ、彼の手には不思議なボトルが握られていた。「変身!」――天才物理学者の青年は仮面ライダービルドに変身して、スマッシュに立ちむかうのだった!


 エグゼイドの≪レベルアップ≫による驚きの変身から、≪ベストマッチ≫なありえない組み合わせの変身へ。人類の平和のために戦い続ける仮面ライダーの新たな戦い、『仮面ライダービルド』の活躍にご期待ください。



CAST
桐生戦兎/仮面ライダービルド:犬飼貴丈
万丈龍我:赤楚衛二
石動美空:高田夏帆
内海成彰:越智友己
滝川紗羽:滝裕可里
氷室幻徳:水上剣星
石動惣一:前川泰之



STAFF
【原作】石ノ森章太郎
【脚本】武藤将吾
【音 楽】川井憲次
【クリーチャーデザイン】篠原 保
【チーフプロデューサー】佐々木基(テレビ朝日)
【プロデューサー】井上千尋(テレビ朝日)、大森敬仁(東映)、菅野あゆみ
【アクション監督】宮崎 剛(ジャパンアクションエンタープライズ)
【特撮監督】佛田 洋(特撮研究所)
【監 督】田﨑竜太 ほか
【制 作】テレビ朝日東映、ADK


仮面ライダービルド&オールライダー 34だいライダーパワーのひみつ!! (講談社テレビ絵本)