感想:アニメ「キャプテンフューチャー」第49話「宇宙遺跡の謎」


コロムビア・サウンド・アーカイブス キャプテンフューチャー オリジナル・サウント・トラック-完全盤-

東映チャンネル | キャプテンフューチャー http://www.toeich.jp/program/1T0000010881/201705
放送 CS放送東映チャンネル。全52話。1978年~1979年作品。

【※以下ネタバレ】
 

第49話 宇宙遺跡の謎 (「人工進化の秘密」より)

 

あらすじ

 15作目「人工進化の秘密!」編・第1回(全4回)

 キャプテンフューチャーたちは天王星の衛星チタニアにある「デネブ人」の遺跡の発掘にやってきていた。デネブ人はかつて高度な文明を誇り、銀河系に大帝国を建設したものの、数百年前に突然帝国は原因不明のまま滅びてしまっていた。

 フューチャーたちは、遺跡で碑文の刻まれている石板を見つけるが、それにはデネブ人が様々な惑星に植民するため、「人工進化」の技術により人間を改造したことが記されていた。その処置はデネブ星系の惑星アアルにある「生命の洞窟」で行われていたという。

 発掘隊に参加していた科学者のウインタースやノートンは、その技術を使えば、自らを超人、それどころか神のレベルにまで作り変えられると狂喜する。ところがフューチャーは、進み過ぎた技術は災いを招くだけ、といって石板を破壊してしまう。しかしその内容はフューチャーメンとエズラジョーンが記憶していた。

 人工進化の秘密を諦められないウインタースとノートンは、一計を案じ、ジョーンとケンを誘拐してコメット号を奪い取り、デネブ星系に飛び立ってしまう。フューチャーたちはそれに気が付くが、残されていたのはノートンの使っていた旧式宇宙船ライトニング号だけだった。

 フューチャーメンはライトニングを月基地に持ち帰り、コメット号用の超光速エンジン「振動ドライブ」を強引に取り付けて、コメットの後を追った、焦るフューチャーは追いつこうと必死に操縦するものの、ライトニングは「エーテル渦流」に飲み込まれてしまった。続く。


脚本:安藤豊弘

感想

 アニメ最後のエピソードがスタート。実は原作においては、デネブ人は人類とかその他の種族の共通の祖先という壮大な設定があるのですが、アニメではそのあたりは(ややこしいので)無いことにされています。まあ仕方ないか。

 思うのですが、フューチャーはおんぼろ宇宙船のライトニングを改造するのではなく、地球に連絡して最新式の宇宙船を取り寄せれば良かったのではないでしょうか? 時間がないとはいえ、エンジン取り付けとかそういう手間のかかる作業もあるのだから、急がば回れ、という精神でそうすべきだったと思うんだけど。

 今回の悪党たちの声は、ウインタースが矢田耕司氏、ノートン八奈見乗児氏、というこのアニメおなじみの方々です。フューチャー宇宙には青二プロの声優演じる男しかいないのか(笑)
 
 

キャプテンフューチャー」の他のエピソードのあらすじ・感想は、以下からどうぞ

アニメ「キャプテンフューチャー」あらすじ・感想まとめ
 
人工進化の秘密!
人工進化の秘密!/魔法の月の血闘<キャプテン・フューチャー全集8> (創元SF文庫)