感想:アニメ「アホガール」第12話(最終回)「出会い…そして!アホガール」

全力☆Summer!【アニメ盤】

TVアニメ「アホガール」公式サイト http://ahogirl.jp/
放送 BS11。15分アニメ。全12話。

【※以下ネタバレ】
 

第12話(最終回) 『12ふさ目 出会い…そして!アホガール』 (2017年9月19日(火)深夜放送)

 

あらすじ

 ある日、さやかがあっくんとよしこが幼馴染だという話を持ち出し、あっくんは10年前のよしことの出会いを回想する。


 10年前。二人が五歳の時にあっくんの家の隣によしこの一家が引っ越してきた。しかし既にその頃からあっくんは勉強好きで、そしてよしこはアホだった。よしこはあっくんの迷惑も顧みず、一方的にグイグイ迫ってきた挙句、強引にキスをしておいて、将来結婚してあげるとか恩着せがましく言い出す。

 あっくんはよしこを倒すため、必死に体を鍛えるものの、幼児離れした身体能力を持つよしこにはまったくかなわない。

 あっくんはよしこに嫌われればもう付きまとわれずに済む、と考え、スケベ男のふりをしてよしこを追いかけまわす。しかしよしこは嫌がっているのかと思いきや、あっくんに迫られて嬉しがっていただけで、最後には自分のパンツを脱いであっくんの頭にかぶせ、あっくんは半失神の目に会ってしまう。


 そして現在。回想が終わり、あっくんはよしこへの憎しみを改めて認識すると、渾身のアッパーをよしこのあごに叩き込んで宙に舞わせるのだった。おしまい。


脚 本:あおしまたかし

感想

 さすが悠木碧は幼児やらせても上手いわ、ということで。


総括

 今期屈指の当たりアニメで、散々笑わせてもらいました(笑)

バナナ大好き!勉強が出来なくても気にしないアホガール・花畑よしこのスクールライフが今日も始まった!衝動の赴くまま行動するよしこのアホっぷりに、幼馴染の阿久津 明(=あっくん)だけでなく、クラスメイトの隅野さやかも巻きこまれて大騒ぎに。

 少年漫画が原作で、作者氏は、以前アニメ化された「マンガ家さんとアシスタントさんと」の人でもあります。もともと週刊少年マガジンで連載していて、その後月刊誌の方に移籍したのですが、「マンガ家さんと~」同様すんごい面白い漫画だと評価していて、アニメも期待していたら、面白さのツボを完ぺきに捉えた逸品に仕上がっていました。


 メインキャラのよしことあっくんの声が、それぞれ悠木碧杉田智和ということで、漫画を読んでいる際の脳内イメージとかなり違ったので「これは大丈夫かな……」とちょっと不安になったのですが……、さすが主役をガンガンこなしてきている売れっ子声優の二人だけに、強引にイメージを刷り込んできて、二話目以降何の違和感も無くなりました。

 また、サブキャラで、よしこの母親よしえ役が日笠陽子、あっくんのストーカーと化す風紀委員長役が上坂すみれ、という配役がこれまた絶妙! 二人のハイテンション気味な怪演がもうサイコーと言うかで(笑)、特に10話で二人が激突するエピソードはもう腹を抱えて笑わせてもらいました(笑)


 もともとショートギャグマンガなので、15分枠に4話を放送するというテンポはぴったりだったし、雰囲気も漫画の感じをよく反映していたし、前述のとおり声優にも恵まれていたし、と、まれにみるようなアニメ化大成功の作品でした。原作はまだまだストックが有るはずだから、もう一期くらい作ってもらっても良いですよ?
 
 

アホガール


どこまでもアホな女子高生・花畑よしこ。
バナナが大好き。
幼なじみのあっくんが大好き。
以上!
アホガール」2017 年夏、
待望のTVアニメーション化、大決定!
見るときっとあなたも元気になる!?



制作会社
ディオメディア


スタッフ情報
【原作】ヒロユキ(「別冊少年マガジン講談社刊)
【総監督】草川啓造
【監督】玉木慎吾
【シリーズ構成】あおしまたかし
【キャラクターデザイン】石川雅一
【美術】大平司
色彩設計】上村修司
【撮影】伊藤康行
【編集】小島俊彦
【音響監督】本山哲
【音楽】吟(BUSTEDROSE)



音楽
【OP】angela全力☆Summer!
【ED】上坂すみれ踊れ!きゅーきょく哲学


キャスト
花畑よしこ:悠木碧
阿久津明:杉田智和
隅野さやか:原田彩楓
風紀委員長:上坂すみれ
花畑よしえ:日笠陽子
犬:浪川大輔
黒崎龍一役:八代拓
阿久津瑠璃役:千本木彩花
押枝あつこ役:佐藤利奈
栄村茜役:M・A・O
柊姫衣役:前田玲奈
椎名黒子役:井口裕香

 
アホガール(1) (週刊少年マガジンコミックス)