感想:海外ドラマ「スパイ大作戦」第102話(シーズン4 第24話)「死の監房」


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【※以下ネタバレ】
 
シーズン4(79~104話)の他のエピソードのあらすじ・感想は以下のリンクからどうぞ

海外ドラマ「スパイ大作戦 シーズン4」あらすじ・感想まとめ

 

第102話 死の監房 Death Squad (シーズン4 第24話)

 

あらすじ

愛する女性を守るため、正当防衛で男を死なせてしまったバーニー(グレッグ・モリス)。死んだ男の兄で“死刑分隊”を指揮する警察署長がバーニーの処刑を企てる。事態を知ったフェルプス(ピーター・グレイブス)がパリス(レナード・ニモイ)とウイリー(ピーター・ルーパス)を呼び、バーニー救出に動きだす。

【今回の指令】
 無し


【作戦参加メンバー】
 レギュラー:フェルプス、パリス、バーニー、ウィリー
 ゲスト:無し


【作戦の舞台】
 某国


【内容】
 フェルプスとバーニーは、半月前から休暇でとある町で過ごしており、バーニーは共通の知人がいるエルマという女性と仲良くなる。ところがエルマに好意を抱くルイスという男が現れ、エルマに強引に迫った挙句バーニーを殺そうとして、逆に窓から転落して死んでしまう。

 ルイスの兄は警察署長のコルバで、コルバはバーニーを有無を言わさず殺人容疑で逮捕してしまう。フェルプスはすぐに弁護士を雇うが、弁護士はコルバ署長に脅されてすぐに弁護を降りてしまう。フェルプスが調べてみると、コルバは元死刑執行官で、警察署長になったあとも、部下たちで「死刑分隊」を組織し、気に入らない人間を次々と殺していると解る。そしてバーニーもコルバの処刑対象に入っていた。

 フェルプスはすぐにパリスとウィリーを呼び寄せ、バーニー救出計画を立てる。まずウィリーがインターボールの捜査官に扮してコルバと会い、フェルプスとバーニーはエメラルドを盗んだ指名手配犯だとニセ情報を伝える。

 コルバはフェルプスに会い、エメラルドを出せと脅すが、フェルプスはバーニーしか隠し場所を知らない、というので、コルバはとりあえずバーニーの処刑は先延ばしにする。フェルプスはバーニーと面会し、口では宝石の在処を教えてくれと頼むが、こっそりメモで何も喋るなと伝え、バーニーはそれをみて考えておくと曖昧な返事に終始する。

 その間に、パリスはコルバの部下と接触し、巧妙に死刑分隊の死刑執行場所である倉庫を探り出す。そこは絞首刑用の台と共に、死体を溶かす硫酸のプールが用意されていた。フェルプスたちは絞首刑のロープなどに細工を施す。

 やがてコルバはバーニーが口を割らないのであきらめ、リヴァという囚人と共に死刑にすると言って、処刑場に連れてくる。しかし執行した瞬間ロープが切れて、さらにバーニーとリヴァは床を突き抜けて地下室で待ち構えていたフェルプスたちに保護される。フェルプスたちは車で逃走するが、コルバたちの車はパリスが細工をしており追跡できないまま終わる。

 フェルプスたちはエルマのところに行き、バーニーはエルマにコルバ署長の有罪の証拠を知事に送ったので死刑は確実だと説明する。そしてエルマにアメリカに行こうと言い、一行が車で立ち去るシーンで〆。


監督: バリー・クレーン
脚本: ローレンス・ヒース


感想

 評価は〇。

 一シーズンに一回はある、正規のミッションではない番外編的エピソード。クオリティは番外編の常として今一つで、なんとか合格というレベルだった。

 今回は正規のミッションではなく、予想外のトラブルに対しフェルプスが即興で計画を立てて対応するという話なので、大掛かりな仕掛けや秘密兵器などは登場せず、話のスケールが小さく、面白さは今一つで、せいぜいバーニーに死刑が迫るというサスペンス感覚がちょっといつもと違う味付けになっていた程度だった。

 しかしまあ、絞首刑に処せられたバーニーたちのロープがいきなり切れて、そのまま地下室に直行し、フェルプスたちに助けられて逃げるという展開はそれなりに痛快だったので、まあ悪くはないというところではあった。

 このエピソードのサブタイトルの原題「Death Squad」とは、劇中に登場した「死刑分隊」のこと。

参考:今回の指令の入手方法

 無し

参考:指令内容

 無し
 
 

シーズン4(79~104話)の他のエピソードのあらすじ・感想は以下のリンクからどうぞ

perry-r.hatenablog.com