感想:アニメ「メイドインアビス」第13話(最終回)「挑む者たち」(1時間スペシャル)


TVアニメ「 メイドインアビス 」オープニングテーマ「 Deep in Abyss 」

TVアニメ「メイドインアビス」公式サイト http://miabyss.com/
放送 BS11。全13話。

【※以下ネタバレ】
 

第13話(最終回) 挑む者たち(1時間スペシャル版) (2017年9月29日(金)深夜放送)

 

あらすじ

 ナナチとミーティは、かつては普通の人間だった。二人は他の子供たちと共に、アビスの呪いを研究している探窟家ボンドルドにアビスに連れてこられ、呪いの実験台にされて異形の存在と化してしまう。しかもミーティはさらに肉体がどう傷ついても再生する呪いをも受けていた。ナナチはボンドルドの生体実験の材料にされ続けるミーティを連れてアビスに逃げ出したのだった。

 レグはナナチに懇願され、火葬砲でミーティを消滅させた。やがてリコが目覚め、少しづつ回復していった。再度探索に出かけることを決意したリコはナナチに同行を頼み、ナナチもそれに応じた。こうして三人はさらなるアビスの深層を目指して旅立った。おしまい。


脚本:倉田英之/絵コンテ:小島正幸/演出:森 賢/作画監督:森 賢、多田靖子

感想

 ラストまで酷い話だった(※質が低いわけでは無く、話の方向性が酷いという意味)。

 そして全く予想の通りですが、全く終わってない……、まあ原作漫画も多分終わっていないんでしょうから仕方ないけど。


総括

 評価は○(そこそこ面白かった)。

 そこそこ綺麗な絵と、そこそこ面白い展開とで、そこそこ面白かったアニメ。毎回食いつくほどではなかったものの、一応完走できたからいい出来の部類かな。

さぁ 大穴(アビス)へ――

隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。 アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い…?

 
 全体的に、昔遊んだコンピューターRPGを思い出す雰囲気と設定で、妙な懐かしさを感じる作品でした。昔のパソコンゲームが原作だと言われたら信じそうな内容。ころころとした今風じゃないキャラデザも、これはこれで味がありましたし。

 展開は序盤はのんびり気味だったものの、主人公コンビがアビスに踏み込むと、だんだんきつい話になってくるのも、まあ予想通りだったので別に気にはならなかったし。

 声優陣は、主役リコの富田美憂が「それ誰?」レベルの若手でしたが、しっかりやってましたし、周囲をレグ:伊瀬茉莉也、ナレーション/ライザ:坂本真綾、オーゼン:大原さやか、といった感じの経験豊か勢で取り囲んで、品質は確保してましたし。

 ということで、まあ、悪くはなかったんじゃないでしょうか。ブルーレイがバカ売れする気は全くしませんが、続きが有れば見てあげてもいいよ、くらいには評価しました。
 
 

メイドインアビス


制作会社
キネマシトラス


スタッフ情報
【原作】つくしあきひと(「WEBコミックガンマ」竹書房刊)
【監督】小島正幸
【シリーズ構成】倉田英之
【キャラクターデザイン】黄瀬和哉
【副監督】垪和等
【助監督】飯野慎也
【シリーズ構成】倉田英之
【脚本】倉田英之小柳啓伍
【キャラクターデザイン】黄瀬和哉
【モンスターデザイン】吉成鋼
【プロップデザイン】高倉武史
美術監督】増山修
【美術設定】西俊樹
色彩設計】山下宮緒
【撮影監督】江間常高(T2 studio)
【編集】黒澤雅之
【音響監督】山田陽
【音楽】kevin penkin
【音楽制作】IRMA LA DOUCE
【音楽制作協力】KADOKAWA


キャスト
リコ:富田美憂
レグ:伊瀬茉莉也
ナナチ:井澤詩織
オーゼン:大原さやか
マルルク:豊崎愛生
ナット:田村睦心
シギー:沼倉愛美
キウイ:塙愛美
ジルオ:村田太志
ライザ:坂本真綾

 
 
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