TVアニメ「クジラの子らは砂上に歌う」公式サイト http://kujisuna-anime.com/
放送 BS11
【※以下ネタバレ】
第5話 『第五節 逃げるのはイヤだ』
あらすじ
チャクロたちが泥クジラの地下で見たのは「ヌース・ファレナ」だった。ヌースは泥クジラのような船の心臓部に当たり、ヌースが死ねば船も沈む。長老会はヌース・ファレナを殺す事で泥クジラを住民ごと自沈させ集団自決を計画していた。
やがて長老たちに率いられた自警団が現れ、ヌース・ファレナに矢を射かけるが、それを止めようとしたリコスを傷つけたことにたじろぎ、さらにチャクロがこのまま死ぬのは嫌だと訴えたことで、長老会もヌースを殺す事をやめる。
新首長となったスオウには、死んだタイシャの側近たちがサポート役として付くことになった。スオウたちはリコスから、今まで知らなかった世界の状況について知らされる。
泥クジラを襲撃したのは、「帝国」の軍勢であり、帝国はかつて泥クジラの住民の先祖が所属していた国だった。だが先祖たちは感情を失うことを拒否し、泥クジラで砂の海に追放されたのだった。そしてヌース・ファレナは他のヌースと違い人の感情を食べない特殊なヌースだった。
帝国には泥クジラを襲撃した戦艦「ヌース・スキロス」を含めて8隻の戦艦を所有し、それぞれの船にヌースが存在していた。先に泥クジラを襲撃したスキロスが、まずリコスの船「ヌース・リコス」を回収したのは、船の中にいたヌース・リコスを取り戻すためだった。
帝国には敵国が存在し、リコスの船を襲撃したのもそんな国の勢力だった。帝国は敵国に泥クジラ=ファレナの存在を知られ利用されることを防ぐため、船を破壊し住民を皆殺しにすることを決定したのだった。
チャクロたちは今までまるで知らなかった外の世界の情報に圧倒される。しかし同時に、帝国に敵対する国家ならば、「敵の敵は味方」の論理で自分たちを受け入れてもらえるのではないかという希望を抱く。スオウは住民たちを集め、帝国の再襲撃が4日後に迫っていることを明かす。そして生き延びるため、苦渋の決断で「印」たちに、帝国と戦ってほしいと頼む。意外にもオウニがその要請に応え、人々に戦いを呼び掛ける。
脚本:横手美智子/絵コンテ:佐山聖子/演出:森 義博/総作画監督:飯塚晴子/総作画監督補佐:木本茂樹、松元美季、萩原弘光/作画監督:山内則康、猿渡聖加、茂木眞一
感想
ヌース・ファレナは感情は食べないけれど別のものを食っているという暗い真実が有るわけですが、まあそれはおいおい明かされていくでしょう。
チャクロのみんなへの説教(?)シーンとか、漫画と同じことを話していても、声優の声が付くとインパクトがまるで違います。実にイイよね。