【映画】感想:映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」(1989年:アメリカ)

インディ・ジョーンズ 最後の聖戦 [Blu-ray]

土曜プレミアム 映画「インディ・ジョーンズ
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2017/171024-i402.html
放送 フジテレビ系。2017年11月11日(土)

【※以下ネタバレ】
 

世界的大ヒットアドベンチャーシリーズ第3弾!
聖杯をめぐり、世界中を駆け巡る父と息子のアドベンチャー!!
若き日のインディ役にリバー・フェニックス、そして父親役にショーン・コネリーも。

 

あらすじ

 1939年。考古学者インディアナジョーンズ博士は、大富豪のドノバンから「聖杯」の手掛かりを刻んだ12世紀の石板を見せられる。ドノバンは聖杯の在処を探すため、インディの父親ヘンリー・ジョーンズ博士に調査を依頼していたが、ヘンリーが失踪してしまったと言う。ヘンリーは本職の中世文学の研究の傍ら、聖杯についての研究に没頭していた。

 インディは、ヘンリーの捜索のためイタリア・ベニスに向かうが、謎の一団に殺されそうになり、聖杯を密かに守る人々がいることを知る。そしてインディはヘンリーがナチスドイツに拉致されており、ナチスもまた聖杯を求めている事に気が付く。そして実はドノバンもナチスの協力者だった。

 インディはヘンリーをナチスから助け出し、聖杯があるというトルコに向かうと、ナチスの軍隊と戦いながら、聖杯が隠されている古代の神殿にたどり着く。しかし、既に神殿に到着していたドノバンは、インディに聖杯を取ってこさせるため、ヘンリーを銃で撃ち、ヘンリーを助けたければ聖杯を持ってくるしかないと言い放つ。

 インディは神殿の数々の罠を突破して、ついに聖杯が置かれている部屋にたどり着くが、なんとそこには700年前の十字軍時代の騎士がまだ生きていて聖杯を守っていた。インディは無数の盃の中から真の聖杯を見つけ出し、聖杯にくんだ水を飲ませたことでヘンリーの傷は治癒した。しかしナチスが聖杯を神殿から持ち出そうとしたことで大崩壊が始まり、聖杯も地割れの中に消えていった。

 最後、なんとか助かったインディたちが馬で立ち去っていくシーンで〆。

感想

 評価は○。

 インディ・シリーズ第三弾。まあ、色々不満はあるものの、アクション映画としてはまずまず面白いという評価です。

 ショーン・コネリーがインディの父親ヘンリー役で登場し、二大スターの競演はゴージャス感満点で、そういう意味では嬉しい所です。ただし、親子のやり取りやヘンリーのふるまいがとにかくコミカルで。「面白い」と言えば面白いのですが、アクションというよりコメディ映画のノリというのがどうも今ひとつ。二人が椅子に縛り付けられて慌てて火事から逃げ出すあたりや、ヘンリーが機関銃で自機の尾翼を吹き飛ばすあたりとか、笑えると言えば笑えるのですが……

 また、伝説の「聖杯」の探索であるにも関わらず、あまり宝さがし感は無く、映画の大半は「ボートでバトル→サイドカーでバトル→複葉機でバトル→戦車でバトル」と戦闘シーンばっかり。肝心の聖杯探しの部分はラスト20分ほどしかない、というのも不満が残るところでした。

 まあ、見始めれば、ノリがいいし笑いも有るし、で、のめり込んでしまうので、エンターテインメントとしてはいい出来ですが、やはり1作目の「レイダース」の完成度には至らなかったなぁという評価ですね。

 ところで、劇場公開時に見た際には、「聖杯の水による不老不死の効果は、あの神殿から外に出てしまえば無効」と理解したのですが、今回見たところそういうセリフが無くてアレッという驚きが……(騎士が「聖杯を外に持ち出すな」と警告はしていましたが)。記憶違いだったのかなぁ……
 
 

原題
「INDIANA JONES AND THE LAST CRUSADE」(1989年 アメリカ)


放送日時
11月11日(土)21時~23時10分放送


あらすじ
 1912年。ユタ州ボーイスカウトに参加していた少年・インディ(リバー・フェニックス)は“コロナドの十字架”を盗掘している男たちと遭遇。この時、インディは、人類の遺産は博物館に納めるべきものと、盗掘者たちから十字架を奪うが、結局悪党一味に丸め込まれてしまう。

 それから26年後の1938年。大学で教べんをとるインディは、大富豪ウォルター・ドノヴァン(ジュリアン・グローバ―)からイエス・キリストの血を受けたといわれている“聖杯”の捜索を依頼される。それはインディの父で中世史学者であるヘンリー・ジョーンズ(ショーン・コネリー)が生涯をかけて研究しているものだった。ドノヴァンによると、当初ヘンリーに聖杯の捜索を依頼していたのだが、ヘンリーは行方不明になってしまったという。インディは、ヘンリーから託された“聖杯日誌”を手掛かりに、マーカス・ブロディ(デンホルム・エリオット)と共に、ベニスへと飛んだ―。



キャスト
インディアナジョーンズ:ハリソン・フォード内田直哉
ヘンリー・ジョーンズ:ショーン・コネリー銀河万丈
エルザ・シュナイダー:アリソン・ドゥーディ/田村聖子
サラー:ジョン・リス=デイヴィス/遠藤純一
マーカス・ブロディ:デンホルム・エリオット有本欽隆
ヤング・インディ:リバー・フェニックス加藤木賢志



スタッフ
監督:スティーブン・スピルバーグ
製作総指揮:ジョージ・ルーカスフランク・マーシャル
製作:ロバート・ワッツ
原案:ジョージ・ルーカス/メノ・メイエス
脚本:ジェフリー・ボーム
音楽:ジョン・ウィリアムズ
撮影:ダグラス・スローカム
編集:マイケル・カーン

 
 

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