感想:アニメ「アニメガタリズ」第8話「アリス、オカネガタリマセンワ」

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TVアニメ「アニメガタリズ」公式サイト http://animegataris.com/
放送 BSフジ。全12話。

【※以下ネタバレ】
 

第8話 『#08 アリス、オカネガタリマセンワ』

 

あらすじ

 生徒会長の椿の出した達成不可能とも思える目標に、アニ研部員は完全に諦めムードとなり、アニメ制作を続ける雰囲気ではなくなっていた。監督の未乃愛は他の部員に、どうするかを一晩考えさせてくれと頼み、結論を先延ばしにする。

 帰宅した未乃愛の話を聞くと、父親・修吾が突然オタクであることをカミングアウトし、アニメ制作に逆境はつきものとか何とか熱く語って未乃愛を激励した。それを聞いて力づけられた未乃愛は、部員たちに翌日の昼に集まってくれるように連絡するが、誰からも反応は無かった。

 翌日昼。未乃愛は部室で一人も作業を進めようとするが、そこに部員が集合し、それぞれが今までに作業していた成果を持参し、未乃愛を喜ばせる。未乃愛は有栖が持ち込んだアニメの円盤を見て、学園祭のイベントとして、スポーツ物アニメを上映して、それと一緒に現役の運動部員たちにそれぞれ想いを語ってもらうという企画を発案する。運動部にこの話を持ち込むと、部員たちも大乗り気で、未乃愛たちは手ごたえをつかむ。

 学園祭当日。アニ研はギリギリまでアニメ制作作業を続け、ようやく本編は完成したものの、エンディングのダンスシーンはついに間に合わなかった。しかしこの土壇場で光輝があるアイデアを提案する。

 スポーツアニメ上映イベントのおかげで集客は目標の8割まで達し、会場が温まったところで、ついにアニ研製作のアニメ『宇宙少女まじかるロボットが異世界に転生した結果、変身したり歌ったりしたけど、最後は天に召されて二人は結ばれたのでした』が上映された。ショートアニメにも拘わらず意外に面白い内容に会場は盛り上がる。そしてエンディングは、未乃愛・有栖・美子が、アイドルの衣装でエンディング曲に合わせてステージで歌と踊りを披露し、観客の大喝采のうちにアニ研の発表は幕を閉じた。

 最後、にがにがしげな椿が学園長に電話しているシーンで〆。


脚本:山下憲一 絵コンテ:二宮荘史
演出:久保博志 作画監督:村上史明


感想

 冒頭から「ラブライブ!」の前回ストーリー説明のパロディで笑わせてもらいましたが、そのあとはもう熱い展開で盛り上がりまくり。最高の回でした!

 前回のラストで生徒会長から達成不可能としか思えない目標を突き付けられ、沈滞ムードからスタートするものの、未乃愛が(まるで隠せていなかったけど)隠れオタクだった父親から激励されて元気を取り戻し、奇策で集客の目途を立て、部員のやる気を引き出してアニメも完成させ、と、燃える展開の連続! 

 最後は「そう来たか!」という感じの、今までエンディングで使われていた未乃愛・有栖・美子の三人娘の歌&ダンスシーンで締めくくり。いやー、面白かった。今まで仕込んで来た諸々の要素がここで大爆発という感じでしたね。

 あと、劇中アニメの「宇宙少女まじかるロボットが(以下略)」が、また妙に面白かった(笑) 有栖型巨大ロボットがお金が無くて動けなくなって、そのあと「カキーン」という言葉と共に動けるようになるとか(笑)、光輝と塊がモデルのキャラが一緒に昇天するとき、美子のキャラがやたら嬉しそうだとか(笑)

 ここまで盛り上がると、もう最終回はどんなになるのか期待で胸がはちきれんばかりですよ。いやー今後が楽しみ。
 
 
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