感想:アニメ(新番組)「ゆるキャン△」第1話「ふじさんとカレーめん」

SHINY DAYS(ゆるキャン△盤)

TVアニメ「ゆるキャン△」公式サイト http://yurucamp.jp/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

これは、ある冬の日の物語。


静岡から山梨に引っ越してきた女子高校生・なでしこは、“千円札の絵にもなっている富士山”を見るために自転車を走らせて本栖湖まで行ったものの、あいにく天気はくもり空。富士山も望めず、疲れ果てたなでしこはその場で眠りこけてしまう。目覚めてみるとすっかり夜。初めての場所で、帰り道もわからない。心細さに怯えるなでしこを救ったのは、1人キャンプ好きの女の子・リンだった。
冷えた身体を温めるために焚き火にあたる2人。
ぱちぱちと薪の爆ぜる音が、湖畔の静寂に沁み込んでいく。
焚き火を囲み、カレーめんをすすりながら会話するなでしことリン。
やがて2人が待ちに待った瞬間が訪れる。


「見えた……ふじさん……」


なでしことリン、2人の出会いから始まるアウトドア系ガールズストーリー。

 

第1話 ふじさんとカレーめん (2018年1月4日(木)深夜放送)

 

あらすじ

 11月。志摩リンは本栖湖に季節外れのキャンプに来ていたが、深夜、突然赤の他人の女の子に泣きつかれる。その少女・各務原なでしこは、山梨に引っ越してきたばかりで、早速名物の富士山を見物しようと自転車でやってきたものの、疲れて寝てしまい、気が付くと夜になっていたという。

 リンはなでしこに家に電話するように言うが、なでしこは携帯は忘れてきてしまい、しかも自分の携帯も新居の電話番号も覚えていないと嘆く。八方ふさがり状態で大弱りのなでしこに、リンはとりあえずカップ麺をおごってあげる。そうこうしているうち、なでしこは姉の携帯の番号を思い出し、なでしこの姉さくらが迎えに来てくれたおかげで、なんとか事態は解決した。なでしこはリンに自分の携帯の番号を教えて立ち去った。

 翌日。学校でリンはなでしことすれちがう。

感想

 評価はまあ○。

 「まんがタイムきららフォワード」の連載が原作だそうで、「ああ? フォワード? あれに連載しているならこりゃ外れですな」とか思っていたら、内容は意外とまともでした。少なくとも第一話はそこそこ見れたと言って良いでしょう。

 もっとも、今回はプレリュードというか、本編開始前の予告編というか、で、Aパートはほぼリンの一人芝居、Bパートもリンとなでしことが二人で話していただけ、なので、今後キャラが増えて掛け合いが始まったらどうなるかはまだ予断を許しません。でも、初回の感触はまずまずでしたよ。


 ちなみにあまり必要もないと思うナレーターは大塚明夫御大。無駄に豪華ですなぁ。

おまけ

 タイトルの最後の「△」は発音しません(ゆるきゃんさんかく、とか、ゆるきゃんでるた、とか読ませない)。これは無声音というやつですかな。
 
 

ゆるキャン△


新・日常系ガールズストーリー開幕。
彼女たちが過ごす時間は、ちょっぴり手が届きそうな非日常。


ハナヤマタ』『がっこうぐらし!』など、数多くの話題作を世に送り出してきた芳文社まんがタイムきららフォワード


同誌にて2015年5月から連載開始した『ゆるキャン△』は、山梨県を舞台に女子高校生たちがキャンプをしたり
日常生活を送る様子をゆるやかに描く人気作。


原作者のあfろは『月曜日の空飛ぶオレンジ。』で漫画家デビュー。
『シロクマと不明局』『魔法少女ほむら☆たむら~平行世界がいつも平行であるとは限らないのだ。~』などを執筆したのち、本作を上梓する。原作者本人のアウトドア経験や取材を元に作品内に織り込まれたキャンプノウハウ、山梨・長野・静岡を中心とした日本の自然の美しさが話題となり、NHKEテレRの法則』やバイク・キャンプ雑誌でも取り上げられるなど、新たなファン層を徐々に拡大している。


そんな“女の子×アウトドア”をテーマにした本作の映像化に挑むのは、気鋭のクリエイター陣。監督の京極義昭は、『黒子のバスケ』『東京喰種』『終わりのセラフ』『ヤマノススメ』といった話題作の絵コンテ・演出を担当し、『ゆるキャン△』では監督として抜擢。


シリーズ構成と脚本には、『Go!プリンセスプリキュア』や『キラキラ☆プリキュアアラモード』の田中仁を起用。きららフォワードのアニメ作品は『あんハピ♪』(16年)に続く2本目であり、本作でも確かな筆致で物語を紡いでいる。


キャラクターデザインを務めるのは佐々木睦美。『ゆるキャン△』独特の、等身大の女子高校生像を瑞々しく描き出す。


アニメーション制作はC-Stationが担当。スタッフ陣は数回に渡るロケハンを敢行し、アウトドア・日常・風景の描写を徹底して作り上げていく。


2018年の冬は、一緒にキャンプにいこう。



制作会社
C-Station


スタッフ情報
【原作】あfろ(「まんがタイムきららフォワード芳文社
【監督】京極義昭
【シリーズ構成】田中仁
【キャラクターデザイン】佐々木睦
色彩設計】水野多恵子
美術監督】海野よしみ
【撮影監督】田中博章
【音響監督】高寺たけし
【音楽】立山秋航


音楽
【OP】亜咲花「SHINY DAYS」
【ED】佐々木恵梨「ふゆびより」


キャスト
各務原なでしこ:花守ゆみり
志摩リン:東山奈央
大垣千明:原紗友里
犬山あおい:豊崎愛生
斉藤恵那:高橋李依
各務原さくら:井上麻里奈
ナレーション:大塚明夫

 
ふゆびより (キャンプ盤DVD付)
ゆるキャン△ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)