感想:アニメ(新番組)「ポプテピピック」第1話「出会い」

ポプテピピック (バンブーコミックス WIN SELECTION)

公式サイト http://hoshiiro.jp/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

暗闇は無く、無知があるのみ。―ウィリアム・シェイクスピア

 

第1話 出会い (2018年1月6日(土)深夜放送)

 

内容

・Aパート
1)「星色ガールドロップ」というギャルゲか何か風のアニメがスタート
2)唐突に「ポプテピピック」本編に移行。原作の四コマネタを延々放送
3)エンディング

・Bパート
 Aパートの内容をほぼそのまま繰り返し放送(主役のポプ子とピピ美の声優は違うバージョン)


感想

 まあ、あの原作をアニメ化すればこうなるよなぁ……、という評価のしにくいアニメでした。


 原作はWEBコミックの「まんがライフWIN」で連載しているナンセンス4コマ漫画で、ストーリーらしきものは無いものの、あまりに異常な内容が一部マニアにウケていたのですが、それを無謀にもアニメ化。

 最初いきなり「星色ガールドロップ」というギャルゲ風アニメが始まって面食らわせておいてから、唐突に本編に入る、という構成ですが、これは原作漫画でも最初「大川先生の新連載」とか謳ってギャルゲ漫画を始めておいてから、「実はポプテピセカンドシーズンでしたぁ」とやったのと同じ手口だったので、あああれかとしか思えず。

 あとは原作のナンセンス四コマを「ゲバゲバ60分」のアニメみたいに、「四コマネタ放送する→いちいち「ポプテピピック」というタイトル画面を出す」という流れで延々意味不明の四コマを放送。

 そして「もう大概飽きてきた……、これで30分枠は辛いよなぁ……」とか思ったらいきなり10分過ぎにエンディングが流れて、Bパートは「同じ内容をもう一度放送」。ただし声優が微妙に違っているバージョン。

声優は
Aパート 「ポプ子:江原正士」「ピピ美:大塚芳忠
Bパート 「ポプ子:三ツ矢雄二」「ピピ美:日高のり子
という配役。

 実は事前に告知されていたのは「ポプ子:小松未可子」「ピピ美:上坂すみれ」という売れっ子声優コンビだったのですが、全くウソだったという……


 結局「アニメが面白いわけでもなんでもなく、イベントとしてやった試みが面白かっただけ」でした。これじゃまかり間違っても円盤が売れることは無いでしょうが、まあ、今時のネット民にウケそうな仕掛けで、瞬間的な話題を作ることには成功したんじゃないでしょうかね。

 まあ、原作も中身の無さと壊れっぷりはこんなもんなので、原作のスピリットを忠実に映像化したと言えば言えるかもね。
 
 

ポプテピピック


制作会社
神風動画


スタッフ情報
【原作】大川ぶくぶポプテピピック」(「まんがライフWIN竹書房刊)
【監督】青木純(スペースネコカンパニー)、梅木葵
【企画・プロデュース】須藤孝太郎
【シリーズ構成】青木純(スペースネコカンパニー)
【コンセプトデザインワークス】梅木葵
【音響監督】鐘江徹
【音響効果】小山恭正
【音響制作】グロービジョン
【音楽】吟(BUSTED ROSE)
【音楽制作】キングレコード


音楽
【OP】上坂すみれ「POP TEAM EPIC」


キャスト
ポプ子:小松未可子
ピピ美:上坂すみれ

 
ポプテピピック SECOND SEASON (バンブーコミックス WINセレクション)