スパイ大作戦|BSジャパン http://www.bs-j.co.jp/missionimpossible/
放送 BSジャパン。
※他のシーズンのあらすじ・感想のまとめは、以下のリンクからどうぞ
アメリカでの放送時期
1971年9月~1972年2月。全22話(第128話~第149話)
登場人物
●ジム・フェルプス(ピーター・グレイブス)(声:若山弦蔵/麦人 ※追加収録部分のみ)
IMF2代目リーダー。
●バーニー・コリアー(グレッグ・モリス)(声:田中信夫/丸山壮史 ※追加収録部分のみ)
チームのナンバー2。
●リサ・ケイシー(リンダ・デイ・ジョージ)(声:鈴木弘子)
シーズン6・第1話「盲目の密告者」から登場。声帯模写と変装マスク作りが得意。
●ウィリー・アーミテージ(ピーター・ルーパス)(声:小林修/高瀬右光 ※追加収録部分のみ)
元重量挙げ選手。怪力。
●ダグ・ロバート(サム・エリオット)(広川太一郎)
準レギュラー。医者。シーズン6・第2話「タイムスリップ」を最後に降板。本シリーズの出番は1回のみ。
各話のあらすじ・感想
※サブタイトルが、BSジャパン放送分とオリジナルタイトル(DVD収録分)で異なっている場合は、カッコ内にオリジナルタイトルを記載した。
話数(通算) | 邦題 | 原題 | 舞台・任務 | 評価 |
---|---|---|---|---|
01(128) | 盲目の密告者 (恐怖の銃乱射) | Blind | アメリカ国内。潜入捜査官の信用の回復 | ○ |
02(129) | タイムスリップ (時代逆行30年) | Encore | アメリカ国内。30年前の殺人の証拠の発見 | ○ |
03(130) | 死のロープウェイ | The Tram | アメリカ国内。シンジケートの合同企業設立計画の阻止 | ○ |
04(131) | 殺し屋製造工場 | Mindbend | アメリカ国内。シンジケートの暗殺者製造計画の壊滅 | ○ |
05(132) | 皆殺し波止場 | Shape-Up | アメリカ国内。波止場を支配するシンジケートの一派の壊滅 | ○ |
06(133) | 奇跡の心臓移植 | The Miracle | アメリカ国内。ヘロインの荷揚げ場所の特定 | ○ |
07(134) | 死を招くセラピー (暴力共同組合) | Encounter | アメリカ国内。悪徳協同組合の壊滅 | △ |
08(135) | 海底に消えたダイヤ | Underwater | アメリカ国内。盗品ダイヤの回収と関係者の逮捕 | ○ |
09(136) | 敗戦国アメリカ (時間差で口を割れ) | Invasion | ロサンゼルス。機密情報の敵側への漏洩阻止 | ○ |
10(137) | 人気女性歌手の死 (自白テープ) | Blues | アメリカ国内。殺人犯の犯行の証拠の入手 | ○ |
11(138) | マスコミの裏の顔を暴け (巨大シンジケートをたたきつぶせ!) | The Visitors | アメリカ国内。マスコミ王とシンジケートの関係の暴露 | ○ |
12(139) | 毒ガス警報! (毒ガス!全市滅亡の危機) | Nerves | アメリカ国内。盗まれた毒ガスの回収 | △ |
13(140) | サラブレッドの決め足 (400万ドルの差し足) | Run for the Money | アメリカ国内。シンジケートの賭博組織の壊滅 | ○ |
14(141) | 秘密の島 (殺しのジェット空輸) | The Connection | ジョージア州。麻薬密売業者の逮捕 | ○ |
15(142) | 空飛ぶ棺桶 (殺し屋を消せ!) | The Bride | アメリカ国内。ドル不法持ち出し業者の壊滅 | ○ |
16(143) | 脱獄の果て (トリック脱獄計画) | Stone Pillow | アメリカ国内。殺人の証拠フィルムの入手 | ○ |
17(144) | 死を呼ぶカード | Image | アメリカ国内。買収された官吏のリストの入手 | ○ |
18(145) | 隔離室で何が起こったか? | Committed | アメリカ国内。拘束されている証人の救出 | ○ |
19(146) | 暗号名はC6 | Bag Woman | アメリカ国内。汚職政治家の摘発 | ○ |
20(147) | 一千万ドルの拷問 | Double Dead | ハワイ。シンジケートのハワイ進出計画の阻止 | ○ |
21(148) | カジノ規制法 (シンジケートからきた男) | Casino | アメリカ国内。賭博場とシンジケートの繋がりの証拠の入手 | ○ |
22(149) | 陸軍給与を奪回せよ! | Trapped | アメリカ国内。盗まれた陸軍給与800万ドルの奪回 | △ |
感想
シーズン6は、シーズン5で変な方向に行ってしまった番組の方針をリセットして、かつてのような「IMFが緻密な作戦を実行して任務を達成する」という作風に立ち戻っており、最悪だったシーズン5と比較すれば、遥かに面白いシーズンとなりました。
レギュラーメンバーは4人に減ってしまいましたが、シーズン1~5で裏方だったバーニーがチームのナンバー2に昇格し、フェルプス・バーニー・ケイシーが正面作戦担当、ウィリーが裏方担当、という役割分担にしたため、特に人数が減った貧相さという物は無く、過去のシーズンと比べてもそん色のないドラマが展開されました。
番組内容は、東側某国に出向くような話は無くなり、IMFがアメリカ国内で警察と協力してシンジケートの犯罪を摘発する、という探偵物のような作品になってしまいましたが、これはこれでそれなりに楽しめるものでした。
面白いと評価する回は、シンジケートに仲間割れを起こさせる第3話(通算130話)「死のロープウェイ」、幽霊船を作戦のキーにする第5話(通算132話)「皆殺し波止場」、海外へのドル持ち出しを阻止する第15話(通算142話)「空飛ぶ棺桶」などが、全盛期に匹敵するクオリティの回でした。また、SFめいた荒唐無稽な芝居を展開する第2話(通算129話)「タイムスリップ」や第11話(通算138話)「マスコミの裏の顔を暴け」もなかなか楽しめるエピソードだったと言えましょう。