超懐かしい、1984年のツクダのゲーム「アメージング・スパイダーマン」のお話です。
●「100メートル先に落ちた針の音をも聴き取る男、スパイダーマン!」
アメコミのヒーローと悪漢が、縦横無尽にマンハッタンを駆け巡る!~アメージング・スパイダーマン(ツクダ) ( ブログバトン ) - 歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei - Yahoo!ブログ
https://blogs.yahoo.co.jp/mitsu005jp/15907719.html
NY上空の空中戦!サンドマンの変幻自在な流動化!~アメージング・スパイダーマン(ツクダ) ( ブログバトン ) - 歴史・戦史研究「ちはら会」Zwei - Yahoo!ブログ
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ちはら会さんによる、まさかの「アメージング・スパイダーマン」(ツクダ:1984年)のリプレイ二連発です。
1984年当時はアメコミ版スパイダーマンを知る者など日本に数えるほどしかおらず、「スパイダーマン? ああ、レオパルドンに乗る東映ヒーローね」という認識だった時代。その頃にガチ原作準拠で、ドクターオクトパスやグリーンゴブリンとか謎のクモ殺しロボットと戦うゲームを作るとは、ツクダは一体何を考えていたのでしょうか。多分「作りたいから作った」だけだと思われます(笑)
そんなゲームのリプレイ記事が2018年に二つも読めるなんて、ちはら会さんには大感謝です。
●その評価は!?
このゲームってマップは地味だし、ルールはもっさりした感じだし、正直あんまり面白そうに思えないのですが、
そう!このアイテムはガチンコの勝敗ゲームではなく、雰囲気を楽しむカード使用のロールプレイングなんです。
ここまで読んで、そんな傑作?!と激しく誤解したあなたへ。本当のことを言うと、「世界でただ一つの完全AAR」として、かなり脚色しています(あるいは脳内補完)。
実際は、かなり広めの(フルマップの)マンハッタン地区を、スパイダーマンと悪漢、5台のパトカーが走り回るという、まったくインスタ映えしない、地味な絵面でして。正直、マップ上でユニットを動かす意味が、ほとんど感じられず(だんだんと億劫になる)、いっそ、TRPGにした方がなんぼか、わかりやすいです。
カードも「スパイダー感覚」とか「流動」とか「殺人光線」とか、黄色地に黒文字だけ。いまなら、きっと、プレイ意欲をかき立てる、写真かリアルな劇画調のイラストが入るでしょうね~。
よって、結論は、やっぱり「ガチンコの勝敗ゲームではなく、雰囲気を楽しむカード使用のロールプレイング」です。そう、「ロープ」の地味な文字だけでシュッと飛び出すクモ糸が、あるいは「剃刀コウモリ」できらりと光る高速の刃が、思い浮かべられる人こそ、プレイヤーにぴったりです。
そうでない人は、どうしたらいいかって?ええ、DVDを借りまくって、「スパイダーセンス」を身につけてから、プレイするようにしましょう!