【鉄道】感想:NHK番組「驚き!ニッポンの底力」『鉄道王国物語4』

新幹線コンプリートブック 0系からH5系まで完全ガイド (JTBの交通ムック)

驚き!ニッポンの底力  http://www4.nhk.or.jp/P3782/
放送 NHK BSプレミアム。90分。2018年7月7日(土) 21:00~22:30。

【※以下ネタバレ】
 

7月7日土曜
NHKBSプレミアム 午後9時00分~ 午後10時30分
鉄道王国物語4」
http://www4.nhk.or.jp/P3782/3/


7月5日に新館が開館した「鉄道博物館」。その全貌をオープン直後にご紹介!魅力や見所を伝え、日本の鉄道の“底力”が実感できる最新の話題もお届けする人気企画第4弾!


7月5日に新館が開館した「鉄道博物館」。その全貌をオープン直後にご紹介!魅力や見所を伝え、日本の鉄道の“底力”が実感できる最新の話題もお届けする。まずは2020年に走行開始予定の新幹線N700Sの開発の舞台裏に肉薄。ほとんど取材されたことのない工場にカメラが入った。また外国人観光客にも人気の豪華列車も続々紹介。電車を支えるパンタグラフの秘密に迫る。鉄道好きはもちろんそれ以外の人も大興奮の89分間。


【司会】高橋克典,【出演】角野卓造,市川紗椰,【リポーター】ハマカーン,雨宮萌果

 
 

内容

 7月5日に新館が開館した「鉄道博物館」に出演者が特別に先乗りして、内部のアレコレを見て回りながら、VTRを放送するという構成。


E5系の陸上輸送

 鉄道博物館には現役の新幹線E5系が展示されているが、これをどうやって建物に運び込んだか。川崎の工場地帯まで海を運んできた後、E5系の車輪部分を特別なタイヤに置き換え、2017年12月にトレーラーで引っ張って陸上輸送。しかし30メートルも有るので、交差点で曲がろうにも普通のトラックのように曲がると、内輪差でぶつかってしまう。そのため後輪に当たるタイヤをリモコンで曲がる方向と反対側に向けるように操作したりして、大苦労の末運び込みました。


・新幹線N700Sの秘密

 2020年にデビュー予定の新型新幹線N700S。N700Sは、JR東海が愛知某所に構える秘密研究施設で研究した成果が投入されている。例えばカーブを曲がるとき速いスピードのまま曲がると、遠心力で物が外側に行ってしまい乗り心地が悪い。そのため空気ばねで一度だけ車体を内側に傾ける。それだけで物が外に飛んだりしなくなる。またトンネルに入った時に車体ががたがた揺れるのを、油圧を利用した新開発の「フルアクティブ制振制御装置」によって揺れを押さえ乗り心地UP。さらに空洞実験で騒音を抑える工夫もしました。


鉄道博物館

 昭和8年(1933年)には既に中央線は2分間隔で列車が走っていた。また昭和7年には日本初の「行先不明のミステリートレイン」企画が行われている(新宿→大宮→野田線→両国)。「初詣」も実は鉄道会社が旅客の需要を作るために仕掛けた企画。


ロマンスカー

 10年ぶりにモデルチェンジ。網棚が無い。代わりに椅子の下にスペースが有ってそこに荷物が置ける。以前の車両は椅子の下にヒーターが有ったので物が入れられなかった。新型車両は椅子を支える柱の中にヒーターを仕込み、暖かい空気を椅子に送るようにすることで椅子の下のヒーターをなくした。


鉄道博物館

 車掌の仕事のシミュレイターが有る。常に非常ブレーキに手をかけつつ、ホームに問題が無いかチェックするなどめっちゃ忙しい。


パンタグラフ

 電車に電気を取り込むパンタグラフ。実はあの金属の構造物自体が電気を伝えていて、内部に電線が有るとかではないので、触れたら感電する。電気を伝え、かつさびにくいステンレス製。車両毎に色々な条件が異なるので、大量生産ではなく。一つ一つ人間が手で組み立てて微調整する一品もの。ばねの力で上に伸びあがって電線に押しけられている。昔はひし形が多かったが、今は棒が一本のシングルアームが主流。


ジャカルタの鉄道

 インドネシアジャカルタの鉄道は一日100万人を輸送するが、そこに日本の中古列車が使われている。10年前は故障が多く、運行本数も少ないので、乗客が屋根に乗るとか当たり前で、それで年間30人も死亡事故が起きていた。

 そのため優秀な日本の車両を輸入し、また日本の技術者を呼んできた。当初は「道具で点検するという概念が無い」「壊れるまで放置、壊れたらやっと部品交換」など日本の常識が全く通用しない状態。そのため日本流を徹底指導。

 また運行スケジュールが「遅れて当たり前」だったため、関係者の意識を徹底改革。乗務員は制服・制帽を身に着けるようにして「カッコいい仕事」との意識を持たせ、また「指先確認」などをレクチャー。おかげで今では定時運行当たり前の状態になりました。

 さらに点字ブロック、省スペースのベンチ、鉄道ファン向けグッズ、等、顧客サービスにも力を入れているところ。

感想

 2017年2月4日の「鉄道王国物語3」から一年5か月ぶりの第四弾。なんかだんだん驚くようなネタが無くなってきて、ネタ切れ危機の様な感じもしますが、80年前に既にミステリートレイン企画が有ったというコネタとか、ジャカルタの鉄道物語(ブロジェクトX風)とかはそこそこ面白かったです。
 
 

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