感想:アニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」第22話「投企のリナシメント」

TVアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』オリジナルサウンドトラック

TVアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」公式サイト http://steinsgate0-anime.com/
放送 BS11。全23話。

【※以下ネタバレ】
 

第22話 投企のリナシメント

 

あらすじ

 倫太郎は何度やり直しても7月7日にタイムマシンが破壊される運命を回避できず、憔悴しきっていた。当日まゆりと鈴羽をラジ館に行かせないようにする手も有るが、その影響で何が起きるかわからず倫太郎はその策に踏み切れない。倫太郎はさすがにあきらめの境地に陥りかけていたが、真帆とアマデウス紅莉栖の叱咤で立ち直ると、「鳳凰院凶真」のキャラクターを復活させ、ダル・真帆とともに行き詰まりを突破する策を検討する。

 タイムマシンの破壊は、アメリカ側の二組織「レスキネンのストラトフォー」「レイエスのダーパ」、そして「ロシア側諜報機関」、の三者のいずれかが関わっていた。倫太郎はアメリカの二組織の動きを封じることには成功していたが、ロシア側を抑える手が見つかっていなかった。

 倫太郎はそもそもロシアはどうやってタイムマシンの事を知ったのかと疑問に感じ、昨年ロシアに亡命した中鉢教授から牧瀬紅莉栖、そしてアマデウス紅莉栖、と情報が手繰られたと推測する。昨年(2010年)にアマデウス紅莉栖がハッキングされた際、倫太郎が世界線変動を感知したのは、その際ロシアがタイムマシンに関する情報を掴んだからだと思われた。

 倫太郎はロシアにアマデウス紅莉栖の情報が渡らないように、昨年春に紅莉栖の記憶データがとられた時点でデータ保護を行おうと考え、過去に戻ろうとするが、その時点ではタイムリープマシンがまだ作られていないため戻りようが無かった。また過去に向けてDメールを送信すればセルンにキャッチされてしまう危険があった。

 しかしダルが個人的に開発していたアプリ「Dライン」を使えば、セルンにキャッチされることなく過去に情報が送信できる事が解り、倫太郎は早速過去のダルに指令を送ろうとする。しかしアマデウス紅莉栖はロシア相手にデータを守り抜くことは不可能と判断し、自分をデータごと破壊するように提案する。

 倫太郎は今まで自分をサポートしてくれていたアマデウス紅莉栖を消去することをためらう。しかしアマデウス紅莉栖自身の言葉に励まされた倫太郎は、ついに過去へDラインを送信させる。そして世界線は変動した。

感想

 クライマックス前なのですが、前回覚醒した倫太郎がまた鬱モードに戻っていておいおいと思ったら、途中から「鳳凰院凶真」に変身して真帆とコントを開始して改めてオイオイとなり、最後はアマデウス紅莉栖との涙涙のお別れ話になり、と30分の間にテンションがコロコロ変動しすぎてどうなのよ、って感じでした。

 今回は泣かせ回の筈ですが……、しかしそもそもアマデウス紅莉栖って「AI」でしょ、機械が死人の真似をしてそれっぽくしゃべっているだけじゃん。まあ相手が命の無い機械であっても、お別れシーンで心を揺さぶられるような体験は何度もしてきましたが、今回に限ってははっきりいってめっちゃ醒めてました。だって、半年かけてもアマデウス紅莉栖への感情移入がほぼなかったから(出番の無い回も多々有ったし)何にも感動しなかったよ。

 次回はようやく最終回か……、悪くはなかったけどね、前作には全く勝てなかったな。
 
 
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