感想:アニメ「アンゴルモア 元寇合戦記」第12話(最終回)「一所懸命」

アンゴルモア 元寇合戦記 (1) (カドカワコミックス・エース)

TVアニメ「アンゴルモア元寇合戦記」公式サイト http://angolmois-anime.jp/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

第12話(最終回) 『第拾弐話 一所懸命』

 

あらすじ

 迅三郎は吹き飛ばされて崖から海に転落し意識を失う。その間に、地上では蒙古軍が大殺戮を行い、島の者たちはことごとく殺される。

 迅三郎が気が付くと浜に打ち上げられていた。迅三郎は島の奥へと向かい、島民たちの死体の山を発見するが、生き残った男児と遭遇する。そして迅三郎は刀を持って蒙古兵を斬り殺しまくった後、敵の将軍との一騎打ちを行うが、最終的にとどめを刺さずにおわる。

 蒙古軍は島から去っていくが、輝日を始めとする僅かな島民は生き残っていた。迅三郎は生きているからまだ戦いは終わってないぜ的なことを言って〆。


脚本/ヤスカワショウゴ 絵コンテ/滝川和男 演出/栗山貴行、羽原久美子、滝川和男、森田侑希


感想

 鬼剛丸(小山力也)の扱いが酷い。死ぬシーンも無く「あいつは死んだぞ」で片づけておしまいって。

 そしてこの納得の行かない終わり方。原作はまだ継続中? だから無理やりオリジナルのオチにした?

総括

 評価は△(まあこんなもんか)。

 原作は今時ビックリの時代劇物で、それだけでかなり厳しいのですが、さらにそれをアニメ化って誰に向けてボールを投げているんだろうか?


 文永11年(1274年)。鎌倉武士・朽井迅三郎たちは罪人として対馬に理系に処せられた。出迎えた地頭代の娘・輝日(てるひ)は迅三郎たちを歓待するが、同時に対馬に蒙古の侵攻が迫っているので、島のために戦えと命じる。実は迅三郎たちは死罪でもおかしくなかったが、輝日の差し金で兵士として対馬に送られたのだった。そして危惧したとおり、島に蒙古の大艦隊が襲来し……


 まあ、なんというか、「凄くスケールの小さな『キングダム』」的な感じ、と言えばいいのか……、話のクオリティは悪くないので毎回そこそこ楽しんでましたが、いかんせんスケールが小さすぎて、小さな島の中でちまちま戦っているだけなので、俯瞰してみると、だから何だよ感が否めない話だったし。そして予想したようにオチは登場キャラほほ全員惨殺という、全く気が晴れない鬱な感じのアレだったし。


 コレ、DVDが売れるとは全然思えないんですが、企画した人はどういう勝算が有ってこれをアニメ化したんでしょうか? それとも日本は「鎌倉時代、とくに元寇ネタが大好物で、そんなアニメなら即購入」という人間が何千、何万もいるのか? 解らん。
 
 

アンゴルモア 元寇合戦記



これは、今まで語られなかった歴史の断章 諦めない勇者たちの物語。

13世紀。モンゴル帝国はその版図を東西へ一挙に拡大。
後世ノストラダムスの予言書を研究する歴史家たちはこう唱えた。
「モンゴル―それは”世界を滅ぼす大王(アンゴルモア)”の出づる地である」と―
そして、モンゴル帝国の勢力が日本へと向けられる。

1274年、文永の役

中世日本を揺るがす大事件「元寇」を斬新な視点で描く本作は、
率土の地・対馬で、圧倒的な勢力に対し、
逃げ惑い、抗い、奮起し、立ち向かった人々の姿を描く。

全てを失い罪人となった朽井迅三郎を筆頭に、
それぞれの「一所懸命」を貫く彼らの葛藤と覚悟の戦いが幕を開ける!



制作会社
NAZ


スタッフ情報
【原作】たかぎ七彦KADOKAWA刊)
【監督】栗山貴行
【助監督】羽原久美子
【シリーズ構成】ヤスカワショウゴ
【キャラクターデザイン・総作画監督】小峰正頼
【音楽】片山修志
【音響監督】小泉紀介
【音響効果】今野康之
【音響制作】ビットプロモーション


音楽
【OP】ストレイテナー「Braver」
【ED】SHE‘S「Upside Down」


キャスト
朽井迅三郎:小野友樹
輝日:Lynn
鬼剛丸:小山力也
白石和久:乃村健次
張明福:斎藤志郎
阿無志:堀江瞬
火垂:竹内良太
導円:小林裕介
男衾三郎浜田賢二
宗助国:柴田秀勝
阿比留弥次郎:鈴木達央
少弐景資立花慎之介
長嶺判官:小野賢章
貝谷権太郎:ボルケーノ太田
鹿乃小松未可子
タツ米山明日美
サナ:原奈津子
劉復亨子安武人
ウリヤンエデイ:利根健太朗
金方慶松山鷹志

 
アンゴルモア 元寇合戦記 (2) (カドカワコミックス・エース)