感想:アニメ(新番組)「SSSS.GRIDMAN」第1話「覚・醒」:やはりトリガーアニメだった……(溜息)

ジグソーパズル SSSS.GRIDMAN 1000ピース (1000T-114)

TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」公式サイト https://gridman.net/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

ツツジ台に住む高校1年生の響裕太は、ある日目覚めると記憶喪失になっていた。
そして裕太は古いパソコンに映る『ハイパーエージェント・グリッドマン』と出会う。
グリッドマンは使命を果たせと語りかけ、裕太はその言葉の意味と記憶を探し始める。
突然の事に戸惑いつつも、クラスメイトの内海将や宝多六花、新条アカネたちに助けられながら毎日を送る裕太だった。が、

その平穏な日々は、突然現れた怪獣によって容易く踏みつぶされた――。

1993年から放送されたTVシリーズ電光超人グリッドマン」。まだパソコンが一般家庭に普及する前に制作された作品にも関わらず、現代における「インターネット」「コンピューターウイルス」といった概念を先取りした内容で人気を集めた。そして2018年秋「SSSS.GRIDMAN」が放送決定!

アニメーション制作は、2015年日本アニメ(ーター)見本市で公開された「電光超人グリッドマン boys invent great hero」を制作したTRIGGERが担当する。監督は、同作でも監督を務めた雨宮哲。

あの時の未来が現実になった2018年、グリッドマンがアニメーションの世界で蘇る――。

 

第1話 『第1回 覚・醒』 (2018年10月6日(土)放送)

 

あらすじ

 響裕太は見知らぬ場所で目覚め、自分が記憶喪失になっていることに気が付く。裕太はクラスメートの宝多六花(たからだ・りっか)の店の前で倒れたところを六花に助けられたらしかった。そのあと、裕太は六花の家に有る古いパソコンの画面から「グリッドマン」と名乗る存在が呼びかけてきているのを見るが、六花には何も見えも聞こえもしていなかった。

 裕太は病院に行くために外に出るが、巨大な怪獣の影が空に浮かんでいるのを見て驚くものの、六花にはやはり何も見えていなかった。裕太は診察後自宅に帰るものの、両親は海外出張で誰もいないと解る。

 翌日裕太は友人の内海将にせがまれ、グリッドマンを見せるために再度六花の店に行くが、将にもグリッドマンは見えていなかった。やがて街に巨大な怪獣が現れ暴れ出した。裕太はグリッドマンに呼ばれてパソコンの中に吸い込まれ、次の瞬間街に巨大なグリッドマンが出現する。

 将は怪獣の弱点が首だと見抜き、それを六花がパソコン経由でグリッドマンに伝え、グリッドマンは怪獣を倒した。将は自分たちが協力して怪獣を倒したことに興奮する。

 翌日。裕太たちが学校に行くと、怪獣に破壊されたはずの学校は元のままだった。


登場怪獣:グールギラス


脚本:長谷川圭一 絵コンテ:雨宮哲 / 演出:宮島善博 / 作画監督:斉藤健吾 / 制作進行:栗原健

感想

 評価は△。

 90年代の特撮番組「電光超人グリッドマン」をアニメ化した作品で、つまり「ザ・ウルトラマン」の21世紀版と言いますかそういうアニメですが、予想通りやっぱりイマイチでした……


 まあ、そもそも特撮番組の「グリッドマン」自体も番組としてそう面白いアレでも無かったわけで、それを今更アニメ化するのもどうなのよ感が有ったわけですが、さらにアニメを作るのがトリガー。「絵の技術は素晴らしいが、話の方は三流」(※あくまで個人の感想です)のトリガー……


 こいつぁ期待薄だなぁと思っていたらやっぱり。出だしがいきなりトリッキーと言うか主人公記憶喪失状態からスタートして云々というのがまどろっこしかったし、全体にヒーローものとしての爽快さとかそういう物がまるで無くてダメでした。

 シナリオの長谷川圭一氏はアニメだけでなく特撮の仕事、しかもウルトラマン関係も結構やっているのですが、今回に関しては全くイマイチ。何故大人向け(?)に作ったアニメより、幼児向けに作っている戦隊物とかの方がよほどシナリオが面白いのかと思うと嫌になってくる。もっと単純に怪獣が暴れてヒーローが活躍して、で良いんですよ。ひねる必要無いのに。

 あとグリッドマンなのに、敵のボスはカーンデジファー様ではなく、なんかもどきデザインの「アレクシス・ケリヴ」とかいう奴らしい。大ショーック!! そこを外してどうするんだ!


 まあ、そんなわけでして、やはりトリガーはトリガーアニメしか作れないのだな、という感じでありました。ガッカリやね。
 
 

SSSS.GRIDMAN


制作会社
トリガー


スタッフ情報
【原作】「電光超人グリッドマン」(円谷プロ
【監督】雨宮哲
【脚本】長谷川圭一
グリッドマンデザイン】後藤正行(円谷プロ
【キャラクターデザイン】坂本勝
【アレクシスデザイン】コヤマシゲト
【怪獣デザイン】西川伸司、丸山浩、板野一郎、山口修、前田真宏、坂本勝
【アシストウェポンデザイン】野中剛
【ジャンクデザイン】三宮昌太
【ヒロイック作画チーフ】牟田口裕基


音楽
【OP】OxT「UNION」
【ED】内田真礼「youthful beautiful」


キャスト
響裕太:広瀬裕也
グリッドマン緑川光
海将斉藤壮馬
宝多六花:宮本侑芽
新条アカネ:上田麗奈
サムライ・キャリバー:高橋良輔
マックス:小西克幸
ボラ―:悠木碧
ヴィット:松風雅也
謎の少年:鈴村健一
アレクシス・ケリヴ:稲田徹
六花ママ:新谷真弓
なみこ:三森すずこ
はっす:鬼頭明里

 
youthful beautiful(通常盤)(CD only)
電光超人グリッドマン Blu-ray BOX