TVアニメ「からくりサーカス」公式サイト https://karakuri-anime.com/
放送 BS11。
【※以下ネタバレ】
小学5年生の才賀勝は父親の事故死によって
莫大な遺産を相続したことをきっかけに命を狙われていた。
そんな折、青年 加藤鳴海は偶然にも勝と出会い、
手を差し伸べることを決意する。
しかし、勝を追ってきたのは人間ではなく
高い戦闘能力を持つ人形使い達であった。
窮地に陥った二人は突如姿を現した
懸糸傀儡を操る銀髪の少女しろがねに助けられる。
こうして、日本で出会ったこの3人は
数奇な運命の歯車に巻き込まれていく──
第1話 『第1幕 開幕ベル』 (2018年10月11日(木)深夜放送)
あらすじ
サーカスの着ぐるみのアルバイトをしていた加藤鳴海は、街中で少年が黒服の男たちに誘拐されそうになっているのを見て、思わず助けて一緒に逃げ出す。その少年・才賀勝は大企業・才賀グループの社長の息子だったが、先日父親を不審な事故で失くしていた。
勝は祖父から、危機に陥った時には、特製のトランクを持って近くのサーカスにいる「しろがね」を訪ねるように言い含められていたので、サーカスを目指しているという。ところが電車でも例の黒服たち、実際は機械仕掛けの人形たちが襲い掛かってきた。
命の危機にさらされた勝を助けたのは銀髪の少女「しろがね」で、トランクの中からからくり仕掛けの人形を取り出し、黒服を一蹴する。しろがねは勝の祖父に大恩があり、勝の護衛をするため人形を操る修行をしていたという。
しろがねは鳴海にはもう用はないと言い、鳴海はその態度に腹を立てて一旦立ち去るものの、二人が気になり、戻ってくる。そんな彼らを謎の人形が襲撃しようとしていた。
感想
評価はまあ○。
原作は1997年から2006年まで10年間週刊少年サンデーに連載していた漫画。つまり12年前に完結しちゃっている作品です。10年ひと昔という言葉もありますが、中途半端に古い……、これも当時の読者が今現場で裁量をふるえる立場になったので通った企画なんだろうなぁ……、と邪推してしまいます。
正直原作は最初の方で脱落したし、そもそも20年前の話なので完璧に内容を忘れ切っていて、凄く新鮮に視聴できました。先入観を無くせば悪くないのかも。作画も藤田キャラを上手く動かしているし。
し・か・し、声優の配役がぁぁぁぁ。
加藤鳴海:小山力也 … 全然イメージに合ってない
しろがね:林原めぐみ … もっと若々しい声優にしてほしかった
阿紫花英良:櫻井孝宏 … ぎりぎり悪くはないけど、ピッタリという感じでも……
三人ともキャリア実績は十分すぎるほどですが、イメージになんかあってないんだよなぁ。作者の好みでごり押しされたのかと邪推したくなる(小山力也はうしおととらにも出ていたし)
あと、あの超長い原作をどう消化する気なのか。普通にやったら8クールは必要だと思うし……、色々気になりますな。
おまけ
人型の機械が襲ってきた場合、ふつう「人形」と呼ばずに素直に「ロボット」と表現すると思います。
制作会社
スタジオヴォルン
スタッフ情報
【原作】藤田和日郎(「少年サンデーコミックス」小学館刊)
【監督】西村聡
【シリーズ構成】井上敏樹、藤田和日郎
【キャラクターデザイン・総作画監督】吉松孝博
【メインアニメーター】菅野利之、菅野芳弘
【アクション作画監督】平山貴章
【美術監督】清水友幸
【色彩設計】堀川佳典
【撮影監督】魚山真志
【CGIディレクター】高橋将人
【編集】神宮司由美
【音楽】林ゆうき
【製作】ツインエンジン
音楽
【OP】BUMP OF CHICKEN「月虹」
【ED】ロザリーナ「マリオネット」
キャスト
才賀勝:植田千尋
加藤鳴海:小山力也
才賀しろがね:林原めぐみ
阿紫花英良:櫻井孝宏
ギイ・クリストフ・レッシュ:佐々木望
タランダ・リーゼロッテ・橘:黒沢ともよ
ヴィルマ・ソーン:井上麻里奈
仲町信夫:江川央生
仲町紀之:岩崎諒太
仲町浩男:石川界人
アルレッキーノ:福山潤
コロンビーヌ:悠木碧
パンタローネ:中田譲治
ドットーレ:大友龍三郎