感想:人形劇「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2」第6話「毒手の誇り」

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 オリジナルサウンドトラック

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2 http://www.thunderboltfantasy.com/season2/
放送 BS11

【※以下ネタバレ】
 

第6話 毒手の誇り (2018年11月5日(月)深夜放送)

 

あらすじ

 元気を取り戻した殤不患(ショウフカン)(諏訪部順一)を見て、蠍瓔珞(カツエイラク)(高垣彩陽)は自分の打ち込んだ毒が完全に解毒されてしまったことに驚愕する。蠍瓔珞は勝利のために邪道と言える毒まで使って来た故に、毒を盛った殤不患を仕留められないのは誇りが許さないという。しかし殤不患は鬼気迫る蠍瓔珞の攻撃をも一蹴する。

 次の瞬間、嘯狂狷(ショウキョウケン)(新垣樽助)は蠍瓔珞を背後から切り付け、魔剣・喪月之夜(モヅキノヨ)を奪ってしまう。追い込まれた蠍瓔珞はいったんその場から逃げ去り、その後を浪巫謠(ロウフヨウ)(西川貴教)が追った。

 殤不患と嘯狂狷がにらみ合っているところに、凜雪鴉(リンセツア)(鳥海浩輔)が東離の役人「鬼鳥」として姿を現し、嘯狂狷に一時撤退して応援を要請するように勧める。嘯狂狷はさしあたり魔剣を一振り手に入れたことに満足して、その進言に従い、後退していった。

 蠍瓔珞は逃走中に力尽きて倒れるが、そこに諦空(テイクウ)(石田彰)が現れる。後を追ってきた浪巫謠と殤不患は諦空と出会い、怪しい女を見なかったかと尋ねるが、諦空はあいまいな答えしかしない。すると突然浪巫謠が諦空を攻撃し始め、殤不患は慌てて浪巫謠を止めて諦空を逃がす。浪巫謠によれば、諦空は命より価値の有るものを探し求めているので、何かしらの危険な答えにたどり着いてしまったら、人命を何とも思わないような存在になりかねない。そのため斬るつもりだったのだという。

 気が付いた蠍瓔珞は自分が諦空に助けられたことを知るが、諦空は自分が以前に蠍瓔珞に発した問いの答えが知りたいだけだという。諦空は人が生きるための理由など、人の世の全ての事に実感が感じられないと嘆く。

 嘯狂狷は役人に、殤不患が口にした「掠風竊塵(リョウフウセツジン)」という言葉の意味を訪ねると、役人は狼狽する。

感想

 浪巫謠(ロウフヨウ)は「頭が良すぎて周囲の人間が思考の道筋を辿れない」という天才学者と同じタイプですな。自分の中では理屈が通じているのですが、周囲の人には奇行にしか見えないというやつ。通訳してくれる聆牙がいて良かったね。

 凜雪鴉が殤不患と嘯狂狷との間に割って入った時の、わざとらしいくらいの大仰なセリフのしゃべり方にワロタ。
 
 

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