【映画】感想:映画「オクトパス」(2000年:アメリカ)

オクトパス [DVD]

BS朝日 http://www.bs-asahi.co.jp/movie/
放送 BS朝日。2018年11月2日(金)

【※以下ネタバレ】
 

「スパイダーズ」のスタッフが放つモンスター・パニック巨編。
極秘任務遂行中の米軍潜水艦に、謎の巨大生物が襲撃!
それはキューバ危機時に沈没したソ連原潜の放射能汚染により巨大化したタコだった。敵のねらいはタンパク質。
人間の肉を求め、潜水艦を破壊、次のエサを求め豪華客船へ向かった…。

 

あらすじ

 1962年。キューバ危機の際、ソ連の潜水艦レニングラードアメリカ潜水艦に撃沈された。


 それから38年後(=2000年)。ブルガリアアメリカ大使館爆破テロが発生し、新米CIAエージェントのロイ・ターナーはたまたま犯人のキャスパーを捕まえる。キャスパーは過去にも大使館テロを繰り返してきた凶悪犯のため、上層部はロイにキャスパーをアメリカに護送してくるように命じ、原子力潜水艦ルーズベルト号を移送にあてることにした。

 ルーズベルトは船舶が原因不明の失踪を遂げる海域の調査を行っており、小型潜水艇と科学者のリサ・フィンチを乗せていた。ロイとキャスパーを拾ったルーズベルトアメリカに向かうものの、テロリストたちはキャスパー奪回のため、豪華客船のジャックの準備を進めていた。

 やがてルーズベルトは巨大なタコに襲われて海底で動けなくなり、乗員は次々と死んでいった。近くの海底にはソ連の潜水艦レニングラードの残骸が沈んでおり、調査の結果、レニングラード炭疽菌を積み込んでおり、タコがそれに感染して突然変異を繰り返した結果、巨大タコが誕生したと判明した。

 生き残りの、ロイ、船長のショウ、リサ、キャスパーの四人は潜水艇に乗って脱出し、ルーズベルトは原子炉が爆発して吹き飛んだ。潜水艇は海面にたどり着き、近くにいた豪華客船に拾われるものの、その船はキャスパーを迎えにきたテロリスト一味にジャックされていた。

 キャスパーはヘリを迎えに呼び、船は爆弾で爆破しようとするが、そこに生きていた巨大タコが現れ、船を襲撃し、テロリストは銃で反撃するものの次々と食われてしまう。キャスパーはヘリで逃げ出そうとしたが、タコによってヘリごと叩き落されて死んだ。

 ロイは潜水艇に爆弾を載せてタコに突っ込み、なんとか脱出してタコを吹き飛ばして、無事船に生還しておしまい。


感想

 評価は(なんとか)○。

 「ザ・B級映画」と呼ぶにふさわしい内容。雑なシナリオ、どこかで見たようなチープな展開、見たことも無い俳優たち、何だかよく解らん結末、と、普段見ている映画とは全く違うナニか、でした。その割に吹き替え声優が、藤原啓治小山茉美大塚芳忠と有名な人が多いため、見た目と声のアンバランスさが凄かったというか。

 豪華客船を触手が襲う、という展開が、前年公開の「ザ・グリード」のパクリじゃね? と思わせ、実際タコの口に人が食われてしまうシーンとか激似です(タコの口ってあんな鳥のくちばしみたいな感じなのか?) ただし触手の出現時間とかは比べ物にならないほど少ないですけど。

 ラストが超雑で、時限爆弾を積み込んだ小型潜水艇に乗りこんだ主人公が、タコに体当たりするのですが、爆発数秒前まで操縦席に座っている……、どうやって脱出したんだよ! とツッコミをいれたくなること請け合いです。

 お目当てのタコもあんまり出てこないし、エージェント対テロリストの要素を混ぜたりして、モンスターパニックに集中してないし……、まあB級映画はこんなもんか。
 
 

「オクトパス」


【公開】2000年
【監督】ジョン・エアーズ
【出演】ジェイ・ハリントン、デヴィッド・ビークロフト、キャロリン・ロウリー


ロイ・ターナー ジェイ・ハリントン 藤原啓治
ジャック・ショウ船長 デヴィッド・ビークロフト 山路和弘
リサ・フィンチ博士 キャロリン・ロウリー 小山茉美
キャスパー ラヴィル・イシアノフ 長島雄一
ブリックマン 大塚芳忠

 
 

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