絶対に読みたいゲームブック40選 - 幻想迷宮書店
http://gensoumeikyuu.com/gb67/
本当に面白いゲームブックはどれか? 30年前まで遡って、日本初のゲームブックから2016年以前までに発売されたすべてのゲームブックを対象に、「単体作品部門」と「シリーズ作品部門」に分けて計40作品を紹介。有識者による詳細なレビューも添えて、絶版かどうかの情報も一目でわかる、ありそうでなかったゲームブック専用ガイドブック。
「続刊が出せるかどうかわからないから!」という編者の思いがあったのかどうか、定かではないが、ゲームブック未経験の読者のためのお試しミニゲームブックや、ゲームブックの挿絵を手掛けていたイラストレーターのコラム他、レビュアたちの個人的お勧め作品コラムなど、ただのガイドブックを超越した盛沢山な内容になっている。
はい、こういう本が欲しかったのよ。ホントに。まあゲームブック好きの人のサイトとかを見て回って、自分なりに知識は身に着けているつもりですけど、プロ(?)の目線でどういう作品が選出されているのかも興味有りますよね。
火吹き山とかソーサリーとかドルアーガは定番だとして、「うぉっ、これは全然知らなかった!」みたいな作品が載っていると嬉しいな。
●紹介記事もあるよ
4Gamer.netではマスコミ向けリリース文が掲載されていました。
ゲームブック40冊を紹介する「絶対に読みたいゲームブック40選」が12月1日に発売 - 4Gamer.net
https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20181119102/<<
1984年頃から90年代にかけて日本中で大流行し、どこの書店にもゲームブックコーナーという専用の棚があったのですが、20世紀を終える頃にはぱったりと新刊が止まってしまっていました。しかし、ボードゲームやTRPGなどのアナログゲームが熱い昨今、その親戚のゲームブックも再評価されつつあります。しかし……
「ブーム当時はどんな本があったんだろう?」
「今でも買える作品はあるのかな?」
ゲームブックに興味を持ったとしても、なかなか全容を知ることは難しいものです。なにしろ数百冊あるうえに、一部の復刊作品を除いて、ブーム当時のほとんどのゲームブックが絶版になってしまっているのですから。本書はそんなゲームブックを詳細なレビューを添えて紹介する、ガイドブック。当時のファンで懐かしいなという人も、最近ゲームブックに興味を持った若い人にもおすすめの一冊です。
レビュー以外も充実した内容になっています。ゲームブック未体験の読者のためにお試しミニゲームブックを収載……なんと今一番ホットな作家、10月23日に護国記をリリースしたばかりの波刀風賢治の書き下ろしです。
他にもゲームブックの歴史時系列の解説や、インディース作品にスポットを当てたさまざまなゲームブック関連コラムも読みごたえたっぷり。
ゲームブックのイラストを担当していた著名なイラストレーターによる“絵を描く”立場から当時を振り返ったエッセイでは、『ニフルハイムのユリ』や『展覧会の絵(※東京創元社版)』を担当した、米田仁士氏と、『ドルアーガの塔シリーズ』や『メスロンサーガ』シリーズなど、鈴木直人作品を多く担当した虎井安夫氏が登場するなど、盛沢山な内容になっています。
米田仁士・虎井安夫という絵師のエッセイとか凄くない? それだけで永久保存しなきゃ、みたいな気持ちになりますわぁ。