【レトロゲーム】「手掛かりを探せ!」(1983年)なんて知らなかったぜ……【リバーヒルソフト】

PCゲームBestシリーズ Vol.43 黄金の羅針盤

コンパクトながらもツボを抑えたリバーヒルソフト初期の秀作ミステリアドベンチャー「手掛りを探せ」 - AKIBA PC Hotline!
佐々木 潤
2019年1月7日 06:05
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/column/retrosoft/1158611.html

akiba-pc.watch.impress.co.jp

 
 AKIBA PC Hotline!レトロゲームネタ。ミステリAVGで一世を風靡したリバーヒルソフトの作品がお題ですが……、初めて見るタイトルだ?
 

●「手掛かりを探せ!」

アドベンチャーというジャンルがブームになった1980年代前半、隠された宝を探したり囚われたヒロインを助けるなどさまざまな物語が作られました。そのうちの一つであるミステリ分野を得意としていた、リバーヒルソフトがリリースしたタイトルが『手掛りを探せ!』です。本作の製作販売はユニオンプランニングで、企画がリバーヒルソフトとなっています。

 
 ユニオンプランニング? PCゲームはフロッピーディスク時代になってからようやく手を触れたので、テープ時代のことはちょっと知らないんですよ…… リバーヒルの方はめっちゃなじみが有るのですが……

プレイヤーはペンションの管理人となり、そこで起きた殺人事件の手掛かりを探しながら殺人の謎を解き、犯人を見つけていきます。ペンションはピンク色で表示され、画面の右側には残っている泊まり客3人のCGが描かれています。容疑者でもある彼らは、ゲームの進行と共に意外な事態へと陥るのですが……。


 この時代のタイトルらしく、行動は動詞→名詞と入力するコマンド入力方式を採用しています。コマンドは英語でインプットする必要がありますが、画面に表示された物体の名前は説明文に書かれるため、それほど悩まずにプレイすることができました。ただし、それを逆手に取ったトリック(?)もあるので、油断せず常に脳内の思考ルーチンを稼働させなければなりません。

 
 と、ここだけ読むと凄い本格推理ゲームぽいのですが……

●でも実のところは

 しかしまあ、ネタバレサイトを見ると
 ↓

手掛りを探せ!攻略 (完全ネタバレ) - レトロAVG攻略
http://oldavg.blog.shinobi.jp/%E3%81%9F%EF%BD%9E%E3%81%A8%20-13-%E3%80%80%E6%89%8B%E6%8E%9B%E3%82%8A%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%81%9B%EF%BC%81/%E6%89%8B%E6%8E%9B%E3%82%8A%E3%82%92%E6%8E%A2%E3%81%9B%EF%BC%81%E6%94%BB%E7%95%A5%E3%80%80-%E5%AE%8C%E5%85%A8%E3%83%8D%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%AC-

 
 実にシンプルなゲームだと解ります。まあ1983年ですからね、こんなもんですよね。コマンド入力形式が一般化するまでは、AVGといえばプレイ時間の95パーセントはキー入力で使っていた時代でしたし……

 あと
 

ペンションの二階だけで物語は完結する。
わざわざMAPを載せる程の広さでもない。
実は主人公は階段の昇り降りも出来ないほどの虚弱なのだ。

一応ストーリーらしきものはあるが、ゲーム中意識することはないだろう。
考える余地もなくごろごろと死体が出てくる。

 
 うん、まあ1983年ですからね(以下略) 黎明期にはこういうものも有ったという事で。画面写真のどぎつい配色と稚拙な絵が、なんとも郷愁を誘いますね。
 
 
J.B.ハロルドの事件簿  マーダー・クラブ 殺人倶楽部  [PC Game Soft Win95]