快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー｜テレビ朝日 http://www.tv-asahi.co.jp/lvsp/
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー | 東映［テレビ］ http://www.toei.co.jp/tv/lupin-vs-pat/index.html
放送 テレビ朝日系。毎週日曜9:30～10:00
【※以下ネタバレ】
第５１話（最終回） 『＃５１ きっと、また逢える』 (2019年2月10日(日)放送)
あらすじ
ルパンレンジャーがザミーゴ・デルマを倒したことで、ザミーゴに凍らさせていた人たちは解放された。しかしパトレンジャーたちはルパンコレクションの力をフル活用するドラグニオ・ヤーブンの圧倒的な力の前に手も足も出ない。
ところが突然ドラグニオの力が弱まりはじめる。ドラグニオの金庫内にいる魁利たちが、金庫内のコレクションを残らず「コレクション台帳」を通じてルパン家の宝物庫に転送してしまったのだった。魁利たちは最後に自分たちの変身用装備・VSチェンジャーも転送してしまう。
パトレンジャーはコレクションを失い身一つとなったドラグニオに、金庫を開けるように要求するが、ドラグニオは断固拒否する。
一年後。ドラグニオは国際警察に拘束され、ギャングラーの残党がまだ事件を起こしていたものの、その数は激減しており、世間は落ち着きを取り戻しつつあった。そしてある日ギャングラー事件に出動したパトレンジャーの前に、何故か魁利たち三人が怪盗装束で現れる。
三人は精神を自由にコントロールするルパンコレクション「ジャックポットストライカー」がドラグニオを操ったことで金庫から出られたのだった。そしてジャックポットストライカーを確保したのは、魁利の兄・透真の婚約者・初美花の親友の三人による怪盗チームだった。
復活したルパンレンジャーはギャングラーの持っている最後のコレクションと共に、パトレンジャーの持っているVSチェンジャーも頂くと宣言する。パトレンジャー側はギャングラーに対抗するためにまだコレクションが必要だと言い、両者はにらみ合うシーンで〆。
脚本 香村純子
監督 杉原輝昭
感想
はぁ？ 最後の最後で巨大ロボットバトルが無いなんて締まらない事おびただしいラストでした。そりゃまあ巨大化させるルパンコレクションが無いのだからドラグニオが巨大化できるわけないだろ、というのが正論ですが、そこはどうにかすると思ってましたよ。まさか、一番盛り上がるべきロボバトルをすっ飛ばしておしまいとか意表を突くにも程がある。
あと魁利たちを助けたジャックポットストライカーって何ですか？ 今の今まで聞いたこともないモノがいきなり出てきて、そのコレクションの力で万事解決とか質が悪すぎる（※どうせ映画版ででたキャラクターとかいう話なのでしょうけど、テレビしか見ていない視聴者には関係ないよね）
いやー、もうなんというかモヤモヤ感が凄くてラストが全然楽しくなかったよ……
総括
評価は△（もっと頑張りましょう）。
面白いと思った時期も有りました……、けどなんとなくダメなまま終わりになってしまった。
人外の怪物たちによる犯罪集団「ギャングラー」が暗躍する日本。ギャングラーの怪人たちは、それぞれ不思議な力を持つ「ルパンコレクション」と呼ばれるアイテムを所有し、その力で犯罪を行っていた。しかし同時に、そんなギャングラーを襲撃し、ルパンコレクションを奪う謎の怪盗三人組、自称「ルパンレンジャー」も存在した。また、ギャングラー犯罪を取りしまる国際警察のチーム「パトレンジャー」は、キャングラー・怪盗の両者とも敵対している。この三者の三つ巴の戦いの行方は？
この番組は、最初の頃は凄く面白かったんですよね。戦隊が怪盗というアイデアは新鮮だったし、敵の怪人が金庫を内蔵していて、怪盗がそこから物を盗み出すのが毎回のルーチンで、そこに警察が割って入る、という流れは良く考えているなぁと感心してました。またルパンレンジャーが名乗りを上げるシーンはめっちゃカッコよかったし。
しかし、そのうち気になるようになったのが、悪の勢力の影の薄さ。怪盗と警察のドラマに時間を割くので、第三の勢力である悪の組織ギャングラーの描写がほとんどできず、いつまでたっても存在感が薄っぺらいままだったんですよね。幹部クラスのドラグニオたちが出てこない回も多々有ったくらいです。それに、そもそもギャングラーって何なの？ という事の説明も無し。まあ「どこか異世界から来た犯罪者集団」とは説明されていましたが、もう少し厚みのある説明が有るべきなんじゃないでしょうか。
おかげでギャングラー怪人はただ警察か怪盗に始末されるだけのゴミみたいな扱いで、幹部待遇のデストラもゴーシュも居てもいなくてもいいようなキャラでしか無く、結局出番らしい出番がないまま終盤に大掃除のような感じでストーリーから抹消されてしまい、哀れな事この上ありませんでした。もう少しなんとかならなかったのか。
また一年かけて何かを積み上げるという長期的なプランも無かったようで、最後にドタバタっとザミーゴを倒してドラグニオを捕まえて帳尻を合わせて〆ってのもどうなのって感じでした。これなら、最初の１クール程度とラストの数回しか必要なかったじゃん。
面白くなりそうだったんだけどなぁ。なんか微妙にイマイチのままおわっちまったよ。ふう……
稀代の大怪盗アルセーヌ・ルパンが残した
不思議な宝物”ルパン・コレクション”が
異世界から現れた犯罪者集団ギャングラーに奪われた！
コレクションを利用して悪事を繰り返す
ギャングラーをこのままにしておけない！
失った大切な人を取り戻すために戦う
快盗戦隊ルパンレンジャー
世界の平和を守るために戦う
警察戦隊パトレンジャー
絶対に交わる事の無い”快盗”と”警察”
宿命のライバルがいま、激突！
時には対立し、時にともに戦う２つの戦隊
君はどっちを応援する！？
キャスト
Side by ルパンレンジャー
ルパンレッド／夜野魁利：伊藤あさひ
ルパンブルー／宵町透真：濱正悟
ルパンイエロー／早見初美花：工藤遥
○
コグレ：温水洋一
Side by パトレンジャー
パトレン１号／朝加圭一郎：結木滉星
パトレン２号／陽川咲也：横山涼
パトレン３号／明神つかさ：奥山かずさ
○
ヒルトップ：アイクぬわら（超新塾）
ジム・カーターの声：釘宮理恵
Side by ギャングラー
ドグラニオ・ヤーブン（声）：宮本充
デストラ・マッジョ（声）：うえだゆうじ
ゴーシュ・ル・メドゥ（声）：竹達彩奈
ナレーション（声）：安元洋貴
グッドストライカーの声（声）：三ツ矢雄二
STAFF
【脚本】香村純子
【音楽】高木洋
【監督】杉原輝昭 ほか
【アクション監督】福沢博文
【特撮監督】佛田 洋（特撮研究所）
【制作】テレビ朝日／東映／東映エージエンシー
