感想:アニメ「エガオノダイカ」第8話「最後の伝言」

エガオノカナタ

TVアニメ「エガオノダイカ」公式サイト http://egaonodaika.com/
放送 AT-X

【※以下ネタバレ】
 

第8話 最後の伝言

 

あらすじ

 ユウキたち王国の指導者たちは、未だ占領されていない王国南部に拠点を移し、グランディーガ帝国との戦いを続けていた。ユウキは軍事の指揮を執るようになり、正面からの攻撃を避けたゲリラ戦法を徹底させ、帝国軍に消耗を強いていた。

 ユウキは首都脱出の際に、イザナから12年前の両親の死の真相について知らされていた。当時、王国と帝国が共同で新型クラルスの開発を進めていた際に、今は存在しないベルデ皇国の残党が開発中止を求めてテロ事件を起こしたのだった。元々ベルデ皇国はクラルスの使用そのものにも反対だったという。しかし王国の人間で、何故ベルデ皇国がそこまでクラルスを忌み嫌ったのか、それを知っているものはいなかった。

 王国の首都ハリアントに捕らわれていたイザナは、帝国の過激派に命を狙われているという理由で、帝国内に移送されることになった。イザナは隠しカメラを駆使して情報を収集し、帝国もベルデ皇国のクラルス忌避の理由を知っていることを突き止める。そしてアイネ・フリート参謀長は、新型クラルスの戦場への投入を渋っていた。

 やがて王国側にアイネ・フリートからの改めての降伏勧告が届き、ユウキは民の安全と、クラルスに関するベルデ皇国の資料の開示、の二点を条件とするが、アイネ・フリートは拒否し、交渉は決裂する。アイネ・フリートは自ら最前線に赴き、王国軍に大損害を与える。近くにいたユニとルネは、帝国の参謀長を討つ絶好の機会だと攻撃を進言するが、損害を恐れるユウキは許可せず、ハロルドと対立する。

 そこに軟禁を逃れてきたイザナから連絡が入り、ベルデ皇国の研究資料を送信してきた。しかしイザナは敵に包囲され、まもなく生まれる予定の我が子の名前を伝えてきた後、資料の送信と同時に死亡する。


脚本 村越繁
絵コンテ 加瀬充子
演出 粟井重紀
作画監督 徳田夢之介、服部憲知、大野勉、河原久美子

感想

 今回は王国サイドエピソード。

 あらあら、ユウキが突然天才用兵家として覚醒してしまいました(笑) プロの軍人たちが山のようにいるのに、ちょっと専門書をかじっただけの12歳の子供に指揮を任せるというのもどうなんでしょうか。まあ結果オーライというか、上手いこと転がっているから良いっちゃあ良いのですが。

 そしてクラルスの秘密ね……、もしかすると、使い過ぎて排気ガス(?)が一定濃度(?)を超えてしまうと、舞台となっている星が大爆発する的な、危険な代物であるとか、そういうところでしょうか? 

 そんでもって、そういう危機が明らかになって、みんなで「こんな時に戦争している場合じゃねぇ!」という機運が高まり、停戦、という流れかなぁ、と……

 イザナさん、悲しくもお別れです。生まれてくる子供の名前がいまいち良く解らんかったけど……
 
 
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