感想:アニメ(新番組)「手品先輩」第1話「未知の先輩」「箱入り先輩」「呼び出す先輩」「ハトと先輩」:原作には及ばないが、まあそこそこはイケる


手品先輩(1) (ヤンマガKCスペシャル)

アニメ「手品先輩」公式サイト http://tejina-senpai.jp/
放送 BS日テレ。15分ショートアニメ。

【※以下ネタバレ】
 

「ボクは、出会ってしまった…、カワイイけど”ヘンな“先輩に!」
手品が大好きだけど、アガリ症のせいで失敗率は100%!?


そんな「先輩」に、無理やり奇術部に入部させられ、あげくに「助手」扱い…。


大道芸姉弟の「咲ちゃん」と「まーくん」、それに化学部の「斑さん」まで巻き込んで、先輩は、今日も元気に、ちょっぴりエロスに大失敗!


見てられないけど、見ていたい、ポンコツ手品GAGアニメ!!

 

第1話 「未知の先輩」「箱入り先輩」「呼び出す先輩」「ハトと先輩」

 

あらすじ

その1「未知の先輩」

 高校に入学した主人公は、部活参加が必須のため、出来るだけ楽な文化部に入りたいと考えていて、ふと奇術部の部室を覗いてみると、女子の先輩が手品の練習をしていた。しかしこの先輩、恰好が本格的な割に、あがり症な上に手品の技術もアレでマジックはことごとく失敗。最後に縄抜けを演じようとするものの、予想通りがんじがらめになって抜けられなくなってしまうのだった。



その2「箱入り先輩」

 主人公は奇術部の先輩が外で部員集めのためのマジックをやっているところに出くわし、無理やり助手として協力させられてしまう。先輩が本格的な箱からの脱出マジックをやるというので、助手は場をつなぐため即興で知っている限りの手品を演じるが、先輩よりよほど好評を得てしまう。やがて先輩は箱に入って外から鍵をかけさせるが、当然のように脱出できないままだった。



その3「呼び出す先輩」

 主人公が帰宅しようとしたところ、家の鍵が見つからず困っていると、さらに手品先輩から呼び出しがかかり仕方なく奇術部の部室に向かう。ところが先輩は何故か部室で焼いたメロンパンを振るまうという。助手が仕方なくパンを食べると、消えたはずの家の鍵が出てきて、先輩は大喜びするが助手はお仕置きで箱に閉じ込める。そのあと、パンで喉が渇いた助手のため、先輩が牛乳を持ち出すが、あくまで手品に絡めようとする。で、樹種と先輩がもみ合ううち、先輩は牛乳でびしょ濡れになり下着が透けてちょっとエロいことに・



その4「ハトと先輩」

 先輩は助手に改めて鳩を使った手品を見せると言い出した。先輩は鳩と仲良くなるため今までかなりの時間を割いてきたといって自信満々だったが、籠から出した途端鳩はそこら中を飛び回り、全くコントロールできない。挙句に鳩はどこかに飛んで行ってしまい、先輩は泣く泣く訪ね鳩の張り紙をすることに。


脚本:池田臨太郎 コンテ:臼井文明 演出:臼井文明 総作画監督:林 志保 作画監督:冨谷美香、林 夏菜、冨田郁子



感想

 評価は(ぎりぎり)○

 原作は週刊ヤングマガジンで連載中のショート漫画で、結構面白いです。もっとも、連載途中で作者が病気で倒れて、結果かなりの期間休載してしまい、なんとか復活した後も隔号連載(多分)化してあまり載っているような感じが無く、連載当初のイケイケのノリが今は感じられない微妙なポジションではありますが……


 アニメは、まあ悪くは無いんですが……、原作漫画は基本1ページが1エピソードという一発ネタをつないでサクサク進めていくテンポの良さがウリですが、アニメはそういうキレがあまり感じられなくて、ホント悪くはないけど原作以上ではないな、という感じ。

 あと15分アニメだから仕方ないのかもしれないけど、音楽がオープニング曲/エンディング曲共なんかしょぼくて「お金が無かったかなぁ……」と妙に悲しい気分にさせられたし……

 原作漫画が好きなので、もっと豪華で素敵な物を期待していただけに、いささかがっかりではありましたな。まあ酷いという程では無かったので今後も見ていくつもりではありますけどね。
 
 

手品先輩


制作会社
ライデンフィルム


スタッフ情報
【原作】アズ(「ヤングマガジン講談社刊)
【監督】臼井文明
【シリーズ構成】池田臨太郎
【キャラクターデザイン】伊藤依織子
【プロップデザイン】林志保
【美術設定】イノセユキエ
美術監督】齋藤幸洋
色彩設計】小野寺笑子
【撮影監督】志良堂勝規
【編集】吉武将人
【音響監督】鶴岡陽太
【音楽】はまたけし
【制作】NAS



音楽
【OP】i☆Ris「FANTASTIC ILLUSION」
【ED】鈴木みのり「ダメハダメ」


キャスト
先輩:本渡楓
助手:市川蒼
咲ちゃん:喜多村英梨
斑さん:高橋李依
まーくん:浪川大輔
お姉ちゃん:茜屋日海夏

 
手品先輩(2) (ヤンマガKCスペシャル)