「異世界転生しないのにゲーム的な要素が登場するファンタジー」はアリなのか?――この種のラノベには違和感を抱きませんか? - 小説・ラノベ・アニメ・漫画の感想・おすすめブログ
https://irohat.hatenablog.com/entry/2019/08/29/155543
先日、私はファンタジーは下図のようにジャンル分け出来るのではないかという記事を書きました
しかし、上図のジャンル分けの方法では、「異世界転生(異世界への転生・転移、ゲーム世界への没入のすべてを含む。以下同じ)しないのに、ゲーム的な要素が登場するファンタジー」――具体例は後述――を上手く位置付けることができません。このジャンルは、上図の「ゲーム的異世界ファンタジー」とかなりの共通点を有しているにもかかわらず、「異世界転生」という特徴を有していないために、上図に位置付けることが出来ないのです。
「異世界転生しないのにゲーム的な要素が登場するファンタジー」を上手く位置付けられないのなら、お前のジャンル分けの方法は失敗しているんだ、と一蹴することも可能かと思いますが、しかし、このジャンルは、そもそもかなりイレギュラーな存在であるために、上図に上手く位置付けられないだけではないか、とも思うのです。以下にその理由を書き連ねます。
この人の分析によると、近年ノシてきた「異世界転生」じゃない、つまり「ロードス島戦記」とかあれに代表される「日本人が考えた」「しかし異世界に転生要素が無い」ファンタジーは「イレギュラーな存在」なんですってよ。
1980年代~90年代頃の空気を知っていれば絶対出てきそうにない説だなぁと思いました。多分物心ついたときには異世界転生しか無かったんでしょうね。何歳かは知らないけど。