感想:アニメ「ソウナンですか?」第12話(最終回)「水の補給方法」:原作漫画より良かったヽ(´▽`)ノ

TVアニメ「ソウナンですか?」オープニングテーマ「ココハドコ」

アニメ「ソウナンですか?」公式サイト http://sounandesuka.jp/
放送 BS日テレ。15分ショートアニメ。全12話。

【※以下ネタバレ】
 

第12話 『Case.12 水の補給方法』 (2019年9月17日(火)深夜放送)

 

あらすじ

 ほまれは岩礁でようやく紫音を見つけるものの、水を持って来ておらず、二人共喉の渇きに苦しめられる。岩礁にある水は、コウモリのフンに汚染された雨水だけで、とても飲用には使えそうになかった。それでもほまれはその水をペットボトルに詰めて、島への帰還を開始する。

 しかしその途上で二人共脱水症状による体調不良に襲われ、このままでは倒れてしまうのも時間の問題になった。ほまれは紫音に、汚水を口から飲めば下痢などになるものの、大腸も水を吸収することを指摘し「大腸に直接汚水を入れればいい」と言い出し、口移しでお尻から水を注入するという手で紫音に処置する。げっそりする紫音だったが、さらにほまれから自分にも同じことをやってくれと言われてくらくらするのだった。

 夕方。ほまれと紫音は島に帰還し、大喜びの明日香と睦は用意していたごちそうで出迎える。そして四人の島の生活はこれからも続く的描写のあと、最後、ほまれ父がボートに乗っていて「待ってろほまれ」とか言っているシーンで〆。


脚本:待田堂子 コンテ:渋谷亮介 演出:渋谷亮介

感想

 緊急事態の水の補給方法なのでしょうけど、最後の最後にこんなエロ展開を持ってくるとは思わなかった(笑)

総括

 評価は○(まずまず面白かった)。

 原作は週刊ヤングマガジンで連載中のショート漫画で、アニメ絵の女子高生たちが孤島でサバイバルするという、あんまり面白くない漫画(笑)でしたが、アニメは原作よりはるかにイケました。


 女子高生「鈴森明日香」「天谷睦」「九条紫音」「鬼島ほまれ」の四人は、修学旅行中飛行機が海に墜落し、なんとか島を見つけてたどり着くものの、そこは絶海の孤島だった。しかし、ほまれは幼いころからサバイバルの達人の父親と共に世界中を旅してきており、極限状況のサバイバルに豊富な知識を持っていた。明日香たちはほまれの指示の下、様々な工夫をしてなんとか島で生き抜いていく……


 設定だけ読むと、さいとう・たかを先生の「サバイバル」みたいな感じですが、あっちと違って暗さはほぼなく、女子高生が大変な状況だけど頑張って暮らしてるよ、みたいなゆるい感じのお話です。

 原作は正直、絵も大したことは無いし、ストーリーも結構淡々としているなど、さほどの面白みも感じない漫画なのですが、アニメはそれをたたき台(?)に「絵に色を付け、動かし、音楽を付け、声まで入れてみました!」ということで、原作は素材でアニメこそが完成形なんじゃね? という感じ。

 原作では淡々としていて特にコクも読みごたえも無いストーリーも、アニメになると前述の付加要素によって、わりと見れるものになっているというか、予想以上に楽しめました。これは良いアニメ化でしたよ。


 ということで、「この原作のアニメ化なんて大丈夫か?」とか思っていましたが、結果的には成功してました。スタッフの力のたまものでしょう。続編が有ったら見ても良いな、と思える作品でした。
 
 

ソウナンですか?



家もない…。食べ物も、水もない…。女子高生4人組は、どこかもわからない無人島でソウナンしてしまい大ピンチ!…のはずが、けっこう元気です!なんにもないから、なんでも作る!なんでも食べる!知恵と勇気の無人島サバイバル!



制作会社
Ezo'la


スタッフ情報
【原作】岡本健太郎
【漫画】さがら梨々(「ヤングマガジン講談社刊)
【監督】長山延好
【シリーズ構成・脚本】待田堂子
【キャラクターデザイン】西尾淳之介
【プロップデザイン】佐藤玲
【コンセプトアート・美術設定】佐久間昇
美術監督】西倉力
色彩設計】小川由美香
【撮影監督】伊藤康行
【編集】岡祐二
【音響監督】菅原輝明
【音楽】立山秋航
【制作】NAS



音楽

【OP】あほむし(鬼島ほまれ(CV:M・A・O)、鈴森明日香(CV:河野ひより)、天谷睦(CV:安野希世乃)、九条紫音(cv:和氣あず未))「ココハドコ」
【ED】安野希世乃「生きる」



キャスト
鬼島ほまれ:M・A・O
鈴森明日香:河野ひより
天谷睦:安野希世乃
九条紫音:和氣あず未
鬼島丈一:大塚明夫

 
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