NHK ロボコン http://www.nhk.or.jp/robocon/
“ロボコン”公式ホームページ http://www.official-robocon.com/
放送 NHK総合。
【※以下ネタバレ】
番組概要
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2019-09-23&ch=21&eid=32101&f=492
ABUロボコン2019モンゴル大会「世界の頂でウーハイを叫べ!」
[総合] 2019年9月23日(月) 午前10:05~午前11:00(55分
8月25日にモンゴルで開かれた「ABUアジア太平洋ロボコン」。日本代表として京都大学が初出場。ベトナムや中国など並み居る強豪を相手に勝ち上がることができるか!?
8月25日にモンゴルで開かれた「ABUアジア太平洋ロボコン」。日本代表として京都大学が初出場。ベトナムや中国など並み居る強豪を相手に勝ち上がることができるか!?今年の見どころは各国が手作りで仕上げた「4脚移動ロボット」。技術的には難しいが世の中のニーズは高い専門家も大注目のロボットが次々に登場。超ハイテクの中国、スピード自慢のベトナムなどが順当に勝ち上がる中、優勝したのは意外なチームだった!
大会開催日程/会場
2019年8月25日(日) モンゴル・ウランバートル
競技課題
http://www.official-robocon.com/gakusei/about/history/
第28回 グレート・ウルトゥー
モンゴルの文化である「馬による駅伝メッセンジャーシステム」をモチーフにした競技です。かつてモンゴルの遊牧民たちは、各地に張り巡らせられた「ウルトゥー」と呼ばれる中継地で、馬を乗り換えたりすることで、迅速な情報伝達を可能にしたと言われています。今回の競技は2チームによる対戦形式で、馬に見立てたロボットが駅伝しながら課題をクリアして、「ゲルゲ」と呼ばれる通行証をゴールまで運び届ける早さを競い、先にゴールしたチームの勝利となります。
計二台のロボットによるリレー形式のレース。
1. まず人間が操縦するロボット「メッセンジャーロボット1(MR1)」が、バトンの役目を果たす「ゲルゲ」というアイテムをもって進み、コース途中で待っている二台目のロボ(自動操縦)「メッセンジャーロボット2(MR2)」に渡す。
2. MR2は四本足で移動し、途中の障害を乗り越えて坂道のふもとまで進み、一旦停止、
3. MR1が「シャガイ」という名前の特殊なサイコロを放り投げ、黄色い面が出れば、MR2が移動可能になる。その面が出るまではMR2は足止め。
4. MR2が坂を上り切り、ゲルゲを掲げればゴール。「ウーハイ」(モンゴル語で万歳)となる。
結果
感想
ナレーションは、2018年大会、2019国内大会、に引き続き声優の上田麗奈が担当。固定になったのかな。
レギュレーションでMR2は「四本足」で歩く事が決まっているのですが、真っ先に想像するような、馬とかの様に動物ぽくのしのし歩くロボは少なく、日本の京都大学も含めて「スケート靴の刃のような前後に長い部品を四個、交互にちょこちょこと動かして四本足と強弁する」メカが実に多い。こんなズルいの考えるのは京都大学だけかと思っていたら、あちこちでほぼ同様の仕組みのメカが散見されて、「人間の考える事なんてみんな一緒」という事実をまざまざと突きつけられました(笑)
国内大会では台風の目となって暴れまわった日本代表の京都大学チーム。予選リーグの二試合はかるくこなしたものの、8チームによる決勝トーナメントの初戦で、明らかに格下の「モンゴル1」チームにマシントラブルのために勝利を献上、あっさりと姿を消してしまいました。モンゴルはホームタウンで、しかも首相まで応援に来ているほどの力の入れっぷりだったので、勝利の瞬間会場は大爆発! 日本は良い噛ませ犬になってしまいましたとさ(涙)
モンゴル1は次の準決勝で、今度は優勝候補のベトナムと対戦するものの、向こうがまたトラブルでモタモタしたために物凄い接戦となり、最後にゲルゲを掲げたタイミングがほぼ同じで、場内は騒然。最終的に映像による判定に持ち込まれ、ホント1秒もないような僅差でモンゴル1が勝利。またしても会場は大爆発。なんかドラマ作ってない?
まあさすがに決勝戦は安定してトラブルも何もなく突っ走った香港が大差でモンゴル1を突き放して優勝しました。
今回の大会は、ミスをしないで走ると1レースが20秒くらいでサクッと終わってしまうので、ちょっと物足りない感じがありましたね。もうちょっと盛り上がる競技内容の方が良かったな。まあ技術的には四本足歩行とかめっちゃ難しい事やらせているので、贅沢な文句かもしれませんけど……