アニメ「ひだまりスケッチ」#1

■公式サイト
http://www.tbs.co.jp/anime/hidamari/

 BS−iでの視聴です。

#1 「冬のコラージュ」

 原作のほうは「4コマ漫画誌に掲載されているのは知っている」「一応毎月目は通している」という程度には好き、というか嫌いではないので、アニメはどんな物かと確認してみたのですが・・・

 うーんと、しょっぱなに結論を言うと、4コマ漫画を30分アニメにするという企画が無茶だと思います。絵は原作に似せていて文句なしですし、キャラクター設定も5人(生徒4・先生1)ともああいう感じで、あんな風に掛け合いをして話が進む漫画なので、大枠では正解なのですが・・・

 でもですよ、4コマ漫画の連載のほうは、毎月、「起承転結」による4コマワンセットを12本くらい並べて毎月のストーリーを形作る、というタイプで、言うなれば瞬間芸の連続で大きな話を作っています。それに慣れていると、起承転結ではなく、4コマのエッセンスだけを取り出して30分間だらーっと並べたようなアニメ版は、なんかしまりがないというか、「何が面白いのだかわからん」存在になっています。

 例えばキャラの一人が雪の上に足文字で「(英語で)ラブアンドピース」と書いたら、「ピース」が「平和」ではなく「一片」になっている、という展開が有りました。これなんか、多分四コマで、

1 一人がだーっと走り出す
2 雪の上に何か書いている
3 「ラブアンドピースだ」と誇る
4 別キャラが「ピースが平和ではなく一片になっているよ」と突っ込む

 とゆーよーな展開だったのに違い有りません。それはそれで漫画としてはOKなのですが、アニメとしてはそのネタをそのまま使っても・・・、というところです(予想で書いていますが、まず間違い無いと思う)。

 似たようなショート漫画のアニメ化「あずまんが大王」や「ぽにほにだっしゅ」は、第一話を見ただけで離れてしまったのですが、このアニメもまたしかりとなりそうです。