雑感:休刊号「月刊電撃コミックガオ!」

■公式サイト
http://gao.dengeki.com/

 「月刊電撃コミックガオ!」の休刊号を読みました。いや、これほどまでに何の感慨も無い休刊号も珍しい。比較してみて、例えば「電撃王」は末期は殆ど読んでいなかったにも関わらず、終わりにはちょっと寂しさを憶えましたけどね。

 理由としては、ひとつは「ジャンルの終わり」ではないからでしょうか。「電撃王」の終わりは、同時に<一般向けの>パソコンゲーム雑誌というものの終わりと同義語だった様に思います(ログインは事実上もう無視しています、ご勘弁)。でもガオが消えるのはそーいうのとは無関係ですからね。

 二つ目は、殆どの人気連載は既に電撃大王への移行が完璧にセッティングされていて、個人的に続きが気になる「Venus Versus Virus」も継続確定だからですかね。読む雑誌が減って丁度いい、くらいなもんです。

 休刊号ということで巻末には過去の歴史を振り返るカラーページがついているのですが、意外と「昔は良かったなぁ」とか思えなかったですね。「EAT−MAN」は好きな作品でしたが、連載当時も『雑誌はイマイチだけど、この作品だけは飛びぬけているな』くらいの感覚でしたしね。


 さて、最後に一言言いたいのはこの漫画です。

>『逆走少女 −終わらない夏休み−』原案/大塚英志 脚本/久保田浩康 作画/ともぞカヲル

 過去何ヶ月も掲載されていなくて「あれぇ? 打ち切られたの? 作画の人はチャンピオンREDで元気に仕事しているから病気とかじゃないしな」とか思っていたら、休刊号でいきなり連載再開、そして続きはコミックで、って、もうどう評価していいんだか解りません。バタバタしすぎです。ストーリーももう理解の限界を超えているのですが、話も漫画の扱いもどちらもモヤモヤして仕方ない作品でした。