アニメ「BLASSREITER(ブラスレイター)」の感想です。
■公式サイト
http://www.blassreiter.com/
CS放送・AT−Xでの視聴です。
第1話 絶望の始まり
■粗筋
近未来のドイツ。バイクのレース場に「融合体(デモニアック)」という怪物が出現して暴れまわり、巻き込まれたレーサー・ゲルトは半身不随の体となってしまった。全てを失い絶望するゲルトに謎めいた女性が接近し、認可されていない治療薬と称してあるカプセルを渡す。一方対デモニアックの特殊部隊はレース場に隠れていたデモニアックとの戦闘になるが、そこにもう一体のデモニアックが出現して彼らを助ける。そのデモニアックが変化するとゲルトの姿が現れた。
■感想
「GONZO×ニトロプラス」というコンビが送るSFハードアクションアニメ。「シリーズ構成:虚淵玄」で「キャラクター&メカニカルデザイン原案:Niθ」とニトロ総力参加という感じです。
しかもキャラデザは御大「恩田尚之」氏です。いやー渋いキャラデザだと思ってました(ガッチャマンみたいだなぁ、とか)。さらにシナリオは「仮面ライダー電王」で場外ホームランをかっ飛ばした「小林靖子」氏です(ウィッチブレイドの失態は忘れよう・・・)。あ、監督は「板野一郎」氏です、これはどうでもいいけど。
スタッフが豪勢ですが、声も豪華。ゲルト役が石塚運昇氏で、隊長役が立木文彦氏ですよ。どこの洋画の吹き替えかと思いましたよ。
まあ、その代り絵がね・・・、普通のアニメでのシーンは恩田キャラが実に渋いのですが、デモニアックとかバイク+運転している人間、等はCGなので、なんか変・・・、やはりまだ今の技術では動きのあるキャラをフルCGで描くのは厳しいですね。
雰囲気は、小林氏が過去に手がけた「ウィッチブレイド」に似た、薄暗さとハードな戦いを混ぜ合わせたような感じで、なかなか良いと思います。恩田キャラを生かす渋い感じが出ていて、まずは出だしは合格点。今後どう話を組み立てていくのかに期待が高まりますね。